日本企業への投資を後押し、経済の好循環図る…読売333「等ウェート型」で特定企業の値動きに偏らず
投資を受けた企業が成長し、その果実が国民に還元されて新たな投資や消費に向かう「経済の好循環」を着実に回す必要がある。現状は投資資金が海外に流出しているほか、国内では特定の人気銘柄などに集中し、幅広い国内企業には向かっていない。
読売333は、日本の株式市場に新たな視点を提供する。最大の特徴は「等ウェート型」の算出方法で、幅広い日本企業の成長を指数に反映させる。資産運用の王道である「長期・積み立て・分散」にも適応している。
アメリカの指数、圧倒的知名度
世界の株価指数の中では、最大の経済大国である米国の株価指数が圧倒的な知名度を持ち、影響力も大きい。日本を含む世界の株価指数は、米国の値動きに左右されることが多い。
米国の主要3指数が最もよく知られており、史上最高値を更新するなど総じて堅調だ。ダウ平均株価(30種)は、各業種を代表する企業30社で構成する。時価総額で世界トップクラスの米IT大手アップルやマイクロソフトを採用しているほか、今年はアマゾン・ドット・コムや米半導体大手エヌビディアを加えた。
ナスダック総合指数は、IT企業が多いナスダック市場の全上場企業から算出されており、半導体やハイテク関連株の値動きに左右されやすい。S&P500は米主要約500社で構成し、米市場全体の動向をおおむね反映している。
欧州では、ストックス欧州600が流動性の高い銘柄で構成され、欧州経済の指標となっている。各国の指数ではドイツのDAXや、英国のFTSEなども知名度がある。
世界全体を表す指数では、米MSCI社の世界の約2700社で構成する「オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」が普及している。
世界の株価指数の算出方法は、「時価総額加重型」が主流だ。歴史が長いダウ平均は、日経平均株価(225種)と同じ「株価平均型」を採用している。海外での等ウェート型指数は、S&P500等ウェート指数がある。S&P500と同じ銘柄が等ウェート型で算出されている。