【暖房はつけっぱなしの方が得?】 今どきのエアコンの「正しい電気代節約術」
夏と冬は光熱費が跳ね上がる時期。なかでも冬は室内外の温度差が大きく、数種類の暖房器具を組み合わせて使うケースが多いことなどから、夏よりも光熱費がかさみがちです。暖房費を節約するにはどんなことに気をつければよいのか、節約アドバイザーの丸山晴美さんに教えてもらいました。 【画像】【暖房はつけっぱなしの方が得?】 今どきのエアコンの「正しい電気代節約術」 みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。 お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「暖房費の節約術」!
窓まわりの工夫が「暖房効率」に差をつける!
あなたの家の冬の電気代、どのくらいかかっているか把握していますか? 電気・ガスの比較サイト「エネチェンジ」が総務省統計局の家計調査を基に算出したところによると、4人世帯の冬の電気代の平均月額は1万4,092円。夏の電気代の平均月額1万689円のより3,403円も高く、1年で最も高くなる時期です(※1)。 これを節約するためには「暖房効率」を上げることが基本です。まずは「窓」を見直すことから始めましょう。 窓を閉めていても、空気は隙間などから出入りします。部屋の暖かい空気は窓ガラスを通して逃げ、外の冷たい空気が入ってきてしまいます。これを防ぐことが暖房効率をあげる第一歩です。 もしも現在、レースのカーテンのみにしていたり、薄手カーテンをかけているお宅は、すぐに厚手のカーテンに掛け替えることをおすすめします。遮光性能2級以上のものならば、なおいいでしょう。 昼間はカーテンを開け、太陽の光をできるだけ入れて部屋を暖め、夕方暗くなったらカーテンを閉めて熱を逃さないようにします。 また、冬は「コールドドラフト現象」と言って、室内の空気が窓面に当たって冷やされて下降し、室内に冷気が拡散します。ファンヒーターなどを置くときは、カーテンが燃えない程度の窓際に置きましょう。窓から降りてきて部屋に広がる冷気をファンヒーターが吸って温め部屋に送り出すので、暖房効率を上げることができます。