【暖房はつけっぱなしの方が得?】 今どきのエアコンの「正しい電気代節約術」
加湿することで体感温度をアップ+風邪予防
暖房を使う際には湿度も重要です。加湿をしながら暖房をすると体感温度が高くなるため、低い設定温度でも快適に過ごせます。 また、一般的に湿度を40%以上にすると、 ウィルスの死滅率が上がるといわれています(※2)。加湿は風邪予防にもつながるわけです。 湿度を上げるには加湿器の利用がおすすめですが、洗濯物を室内に干したり、リビングで鍋料理を食べるだけでも効果的です。
電気をムダ使いする服装をしていませんか?
さらに暖房効率を上げるためには、自分自身を暖めることも大切です。方法は簡単。上着を1枚羽織ったり、靴下などを履いたりするだけで体感温度が上がります。 以下は一般財団法人省エネルギーセンターが発表している、服による体感温度の変化です。これを参考に自分自身を上手に暖めましょう。 ・薄手シャツ+ズボンからTシャツ+スウェット上下に着替える → 体感温度が1.5~2.3℃アップ ・フリース上下を着る → 体感温度が2.2℃アップ ・靴下を履く、スリッパを履く → それぞれ体感温度が0.6℃アップ ・ひざ掛けをする → 体感温度が2.5℃アップ ・スカートからパンツに履き替える → 体感温度が2.9℃アップ ・カーディガンを羽織る → 体感温度が2.2℃アップ ※参考文献:一般財団法人省エネルギーセンター「家庭の省エネエキスパート検定」テキストより この他、首にスカーフやタオルを巻くのもおすすめです。
使う暖房器具はエリアによって選び分けて
上記の準備を整えたうえで、いよいよ暖房です。 よく「エアコンとストーブどちらがいい?」という質問をいただくのですが、エリアによって異なります。 雪の多い寒冷地はエアコンだけでは弱いので、直接暖房といわれるストーブやファンヒーターなどが必要となります。 ファンヒーターとこたつを併用する場合は、「こたつホース」などと呼ばれている専用のホースを使うのがおすすめ。ファンヒーターの吹き出し口にホースの口を近づけ、ファンヒーターの熱風をコタツに導入すればそれだけで温まり、こたつの電気代は0円という節約グッズです。 一方、日中は比較的暖かく雪も少ない地域であれば、エアコンだけ、こたつだけでも大丈夫なケースが少なくありません。心もとない場合は、ホットカーペットなどの補助暖房器具を加えるといいでしょう。最近はガスの床暖房にするお宅も多いですね。