【暖房はつけっぱなしの方が得?】 今どきのエアコンの「正しい電気代節約術」
エアコン&ファンヒーターの電気代は設定温度で変わる!
資源エネルギー庁によれば、暖房費を節約しつつ快適に過ごす室内設定温度は「20℃」が目安とされています(※3)。 20℃にするとどのくらい節約できるか金額を算出したものが以下。いずれも外気の温度が6℃の時に1日9時間使用した場合の金額です。 【エアコン】設定温度を21℃から20℃にすると、年間で約1,650円節約 【ガスファンヒーター】設定温度を21℃から20℃にすると、年間で約1,320円節約 【石油ファンヒーター】設定温度を21℃から20℃にすると、年間で約880円節約 室温20℃にすると、決して侮れない金額の節約になるわけです。
暖房のつけっぱなしは、アリ?ナシ?
近所のスーパーに買い物に出るときなど、暖房を消したほうがいいのか、つけっぱなしのほうが暖房費の節約になるのか、悩むところですよね。 冷房の場合、エアコンは起動する際に最も電力がかかるので、20分~30分程度の短時間の外出であればつけたままカーテンを閉めて出たほうが節電になります。 でも、暖房は冷房よりもエネルギーがかかるので、エアコンのつけっぱなしはNG!30分までの外出ならつけたまま、それ以上の外出なら早めに消した方が節約になります。(※4) なお、暖める面積が広くなればなるほど多くのエネルギーがかかります。どの暖房器具を使う場合でも、ドアを閉めたり仕切りをつくるなどして、できるだけ暖める部分を狭くすることを忘れずに。暖房をつけているときは家族がひと部屋に集まるようにし、出かけるときはこまめに切ることで、使うエネルギーを減らすことができます。 また、ヒーターやエアコンのフィルターを2週間に1度は掃除をするなどのお手入れも、暖房効率をあげることにつながります。
こたつ&ホットカーペットの電気代を抑える使い方テク
ホットカーペットは床に直に敷くと、熱が床に逃げて暖房効率が下がります。断熱マットなどを敷いて、設定温度を低めにするのが節約のコツです。ただし、基盤部分は熱を持つため、基盤の下には断熱マットは敷かないようにしましょう。 設定温度は「中」にするのがおすすめ。3 畳用ホットカーペットで設定温度を「強」から「中」にして1日5時間使用した場合、5.5カ月で約5,770円もお得になります。 また、3畳用と2畳用のホットカーペットを比較すると、設定温度「中」の状態で1日5時間使用した場合、2畳用のほうが年間で約2,790円も節約に。分割して暖める機能があるホットカーペットの場合は、人が使う範囲だけONにするなど上手に使い分けをしましょう。 こたつも温度調節を「強」から「中」に下げると、1日5時間使用した場合、年間で約1,520円が節約。さらに、こたつ布団の上に上掛け布団をかけ、こたつの下に敷布団を敷くようにすると、こたつ布団だけの場合よりも年間で約1,010円が節約(1日5時間使用の場合)できますよ。