30歳になり、まわりに「新NISA」を始める人が増えてきました。みんなどのくらいの金額を「投資」しているのでしょうか?
30歳を迎えるころには、将来の資産形成に関する話題が周囲で増えてくることもあるでしょう。新NISAを始める人や、すでに継続している人も多くいるかもしれません。新NISAを始める際に気になるのが、どのくらいの金額を投資に回すかです。 そこで本記事では、新NISAに投資している金額と割合、30歳から投資を始めるメリットなどを紹介します。将来に向けて資産形成を考えている方は、ぜひ参考にしてください。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
新NISAへ投資している金額と割合
WeCapital株式会社が行った「新NISAの満足度」に関する調査によると、投資金額の割合は表1の通りです。 表1
※WeCapital株式会社「「新NISAの満足度」に関する調査」より筆者作成 3割以上の人が10万円以上の投資をしていることが分かります。一方、生活への負担を考えて、1~3万円ほどの金額で投資を行っている人も多いようです。
30代から投資を始めるメリット
若いうちから資産形成を始めれば、複利の力を活用して大きなリターンを得られる可能性があります。複利とは、元金に生じた利子に対しても利子がつく仕組みです。時間が経てば運用資産が雪だるま式に増えていくため、長期間にわたって運用するのがよいといわれています。 近年、食品や日用品、ガソリンなどの価格上昇が家計に大きな負担を与えています。給料が変わらないまま出費だけが増えれば、生活費が圧迫されて家計のバランスが崩れてしまうかもしれません。 一方、資産運用を活用すれば、物価上昇率以上に資産を増やせる可能性があり、投資で得られるリターンが物価上昇を上回れば、家計の支出の増加を補えるかもしれません。 また、老後資金を短期間で一気に増やそうとすると、リスクが大きくなるだけでなく、増える額も限られます。30代や40代から少しずつ資産運用を行い、時間をかけてコツコツと資産を積み上げていけば、老後に必要な資金を準備できる可能性が高まるでしょう。 資産形成は早めに始めることで、効果が一層大きくなるとされています。長期的な視点で計画的に運用して、豊かな老後生活を送るための基盤を築いていきましょう。