6月から7月にかけて各局の新ドラマがスタートする中、七夕の今夜も何本かの新作がお目見えするが、そんな楽しみなドラマたちをまとめてみた。なお初回は拡大スペシャルとなるドラマもあるので録画の際には注意したい。

「刑事7人」シーズン7（テレビ朝日系、水曜21時）

　2015年にスタートした東山紀之主演の人気シリーズも今回が第7シーズンとなる。デジタル化によって従来の物語の舞台だった「専従捜査班」「刑事資料係」は解散、7人はそれぞれ別の部署に配属となるが東山演じる天樹悠だけただひとり行方がつかめていない。第1話ではそんな天樹の“謎の行動”がまずは物語をリードする。個性あふれる7人の刑事たちはある事件を機に再び集結するが、シリーズ史上もっとも奇妙で難解な事件に挑むことになるという。 　長寿シリーズならでは、台本・演出の“間違いなく面白い”安定感はもとより東山はじめ田辺誠一、倉科カナ、白洲迅、塚本高史、吉田鋼太郎、北大路欣也というこれもまた“間違いのない”キャストの演技も楽しみだ。第1話は22時4分まで、初回拡大スペシャルとして放送される。

「ハコヅメ～たたかう！交番女子～」（日本テレビ系、水曜22時）

ワケあり元エース刑事を演じる戸田（2011年撮影）

　戸田恵梨香と永野芽郁のW主演ということで放送前から期待度の高い同作。ハコは交番を意味し“ハコヅメ”とは交番勤務のこと。永野は「警察官になれば一生安泰」という安易な考えから警察官になった新人・川合麻依役。配属されてわずか2週間で限界を感じ辞職願を出すタイミングをうかがっているが、そんな川合の前に現れたのがなぜか交番に異動してきた戸田演じるワケあり元エース刑事・藤聖子。ペアを組むことになった2人の凸凹交番女子ペアぶりが楽しみな同作だが、交番所長・伊賀崎秀一（ムロツヨシ）とのからみも面白そうだ。共演はほかに三浦翔平、山田裕貴、西野七瀬、平山祐介、千原せいじ、渕野右登ら。 　原作はコミック誌「モーニング」（講談社）で連載中の人気作「ハコヅメ～交番女子の逆襲～」。作者の泰三子氏は警察官として約10年働いた経験があり、交番勤務をしたこともあるという。交番の日常を舞台にNHK朝ドラヒロイン経験者の戸田と永野（戸田は19年後期『スカーレット』、永野は18年前期『半分、青い。』）がどう“実写版”を盛り上げるか。