七夕を彩る楽しみな新ドラマ 戸田恵梨香&永野芽郁「ハコヅメ」など期待作揃う
「ただ離婚してないだけ」(テレビ東京系、水曜24時)
同作は2019年10月から始まった「ドラマホリック!」枠の作品。テレビ東京とジェイ・ストームの共同制作(作品によって外部制作会社が加わることもある)で主演はジャニーズ事務所所属タレントが務めている。今作は北山宏光(Kis-My-Ft2)の主演で、番組公式サイトが「ドラマ史上最も恐ろしい『不倫サスペンス』」とPRする。結婚生活7年目を迎えた、ただ離婚していないだけの冷え切った夫婦を描いた本田優貴氏の同名の人気コミック(白泉社)が原作。ハードな内容だが、夫婦の再生物語でもあるという。 北山の役どころは夫でフリーライターの柿野正隆、“最低のクズ男”役という。相手役となる妻で小学校教師の柿野雪映は中村ゆりが演じる。北山がクズ男っぷりをどう演じきるか。あえて嫌われ役に挑む北山だが、役者として大きな転機となりそうだ。相手役を務める中村も演技力に定評のある役者だけに、ちょっとした出来心が招いた最悪の事態を2人がどう演じるか、熱演ぶりに注目が集まる。共演は萩原みのり、深水元基、北川拓実(少年忍者/ジャニーズJr.)、大原優乃、山口祥行、西川可奈子、武田航平、団時朗、甲本雅裕、杉本哲太ら。
「八月は夜のバッティングセンターで。」(テレビ東京系、水曜25時10分)
関水渚と仲村トオルがW主演する新感覚“ベースボール・ヒューマンドラマ”で原案はアプリゲーム「八月のシンデレラナイン」。連ドラ初主演となる関水は女子高生・夏葉舞を演じる。わけあって夏休みにとあるバッティングセンターでアルバイトをすることになるが、そこにいたのが仲村演じる謎の人物・伊藤智弘。「バットのスイングだけでその人がどんな悩みを抱えているかわかる」と豪語する元プロ野球選手の伊藤は、毎夜バッティングセンターに現れる女性たちの悩みを「野球論」でたとえた独自の「人生論」で解決へと導いていく。 関水は2015年の第40回ホリプロタレントスカウトキャラバンでファイナリストとなったのを機に芸能界入りし細田佳央太とW主演の映画「町田くんの世界」(石井裕也監督、2019年)で女優デビュー、第62回ブルーリボン賞はじめ数々の映画賞で新人賞に輝いた。今年1月クール「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」(テレビ東京系)で演じたヒロイン・碓氷咲良役の好演ぶりが記憶に新しい。またグラビアアイドルとしても人気が高く、今週発売の写真週刊誌「FLASH」(光文社)でも“今もっとも海の似合う女優”として沖縄で撮り下ろしたビキニグラビアを披露している。 各回のゲスト女優はじめ、野球ファンなら誰もが知っているような野球レジェンドたちも登場するというから楽しみだ。 (文・志和浩司)