【40代・50代が知っておきたい美容の疑問】顔のマッサージは、顔をたるませるってホント? しないほうがいいの?
血液やリンパを流してむくみを解消する目的で、たまに行う分にはOK
では、マッサージは、絶対にやらないほうがいいの? 「マッサージには、筋肉のこりをほぐしたり、血液やリンパの流れを促す効果があるので、こりやむくみを改善するためにたまに行うならよいと思います。その場合も、強い力で行うのはNG。オイルやクリームなどを塗ってすべりをよくした状態で、点でなく面で優しく圧をかけながらマッサージをしましょう。 特にフェイスラインはむくみやすいので、むくんだときにコロコロローラーなどで優しくマッサージをする分には問題ないと思います。 ただ、テレビを見ながらなど、“ながら”でコロコロローラーを使うと、惰性で長時間やってしまうのでNG。1日5分以上行うのは避け、週2回くらいを限度にしましょう。 かっさマッサージをしたい場合も、肌にオイルやクリームなどをたっぷり塗り、すべりをよくした状態で、ごく軽くなでるようにマッサージをしましょう。軽い力でも血液やリンパの流れは促されます。 また、顔のこりをほぐしたい場合は、こするのでなく、かっさの角などでプッシュしましょう。肌はこする刺激に弱いですが、垂直に押す刺激には比較的強いのです。 こういった注意点を守れば、時々行う分には問題ないと思います。 マッサージをすると親しい人とのハグ同様、自身の手で優しく肌に触れることでオキシトシンが分泌され、癒し効果があるといわれています。ただし強い刺激は逆効果で、フェザータッチがベストと、覚えておいてくださいね。 セルフでなく、サロンなどでマッサージを受ける場合は、専門技術を学んだプロのエステティシャンが行うので問題ありませんが、頻繁に受けるのは推奨しません」
洗顔、スキンケア、メイクのときも、「こすらず優しく」を心がけて
マッサージだけでなく、洗顔やスキンケア、メイクのときも肌を強くこすりがちなので注意が必要と慶田先生。 「特に強くこすりがちなのがクレンジングのとき。拭き取りタイプのものは強くこすってしまいがちなので、おすすめしません。 強くこすらなくてすむように、メイクアイテムはお湯で素早く落とせるものを選ぶことが大事。そしてクレンジングの際は、額や頬などのメイクが薄めの部分にまずなじませてから、メイクが濃いめの目元になじませ、乳化させます。 このときも強くこすらないようにし、20~30秒以内に全体になじませること。すすぐときはお湯を優しく顔にかけて洗い流しましょう。34~37℃程度のぬるま湯が理想的です。冬場の入浴時に洗顔する場合など、寒いときも38℃以下にしましょう。 シャワーを直接顔にかける人がいますが、これは肌に刺激が強いのでNG。シャワーで流す場合は、手を顔にかざして手越しにシャワーを当て、手指から流れ落ちるお湯で顔を洗い流すのがおすすめ。 洗顔のときも、ゴシゴシこすらないようにし、洗顔剤をよく泡立てて、泡を肌に当てて洗いましょう」