心と胃腸が弱ったときこそ<おかゆ>を食べるべし。「胃腸薬」とも言われる効果とオススメの具材を紹介!専門家「もし、おかゆすら食べる元気がないなら…」
◆少量しか食べられないときは1日5食に分けましょう 「一度にたくさんは食べられない……」という場合は、胃腸の消化吸収する力が落ちている状態なので、無理して一気に食べてはいけません。 1日3食でなく5食にして、5回に分けて食べてみましょう。 もちろんその場合は、1食分を半分くらいの量に減らして、分割するというイメージです。 1日で食べる総量は変えず、1回に食べる量を少なくして胃腸の負担を減らします。 「それだと常に食べていることになりませんか?」という質問をいただくことがありますが、1食分が少ないので消化が早くなり、胃腸は休む時間を作れます。 食べられない状態を放っておくと、体も心もどんどん弱り、回復のきっかけがつかめなくなってしまいます。 少量ずつでもいいので、こうすれば食べられるという自分なりの方法を探してください。
◆おかゆすら食べる元気がないなら重湯や汁だけ飲んで寝ましょう おかゆすら食べる気が起きないような場合は、水分の割合を増やして重湯にしてみましょう。 重湯は“飲む点滴”です。 米1に対して水10~20くらいの割合で、おかゆと同じように作ります。できあがったら、うわずみを飲みましょう。 また、おかゆすら食べる気が起きないということは、食べるという行為、噛んで飲み込むという行為すらしんどい状態だと思うので、味噌汁やスープの汁だけを飲むなどでもいいでしょう。 その場合の味噌汁は、お湯に味噌を溶いただけのものでもOKです。 ヘトヘトに疲れているときは食べたものを消化することすら負担になるので、無理して食べるよりも、寝ることを優先しましょう。 それでも回復せず、食べられない日が続く場合は、専門家に相談してください。 ※本稿は、『胃腸をあたためると心の不調が消える: 心も体も自然と元気になる食事と暮らし』(Gakken)の一部を再編集したものです。
櫻井大典
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