藤森夕子さん(55)の初告白「30歳でバセドウ病を発症。ずっとホルモンバランスと向き合ってきました」|STORY
更年期症状との境目に悩みながらも、前向きに
30代から甲状腺ホルモンや女性ホルモンと真正面から向き合う日々を送るうちに、自然と自身の健康状態や体調に関して敏感になっていきましたが、自分なりに悟ったのが、自分の体調に常に敏感でいることと、少しでも不調を感じたらとにかく無理をしないということ。不調を感じたら、できればすぐに病院で診ていただき、自分が置かれている状況を客観的に把握して「自分は今こういう状態だから大丈夫」と落ち着くこと。不調の原因がわからないと余計にイライラしたり不安になったりしますから。 そして大事なのは、体が思うように動かなくても自分を責めたり追い詰めたりしないこと。もともと家の中のことをきちんとしたい性格なので、部屋が散らかっていたり、洗濯物や洗い物が溜まったりすると罪悪感に見舞われてしまう。そんな自分のクセを知り、家族にも理解をしてもらって、できないときは無理をしない、を心がけています。
味噌や麹、調味料も手作りを
焦っていろんな薬を試すよりも、食事から改善することも大切にしています。季節の移ろいを感じながら、食事を美味しくいただくのは私のライフワーク。手作りできるものはなるべく自分の手で作るようにし、麹や味噌、梅干しなどは自家製。また、漢方にも興味があって、自作漢方茶、例えば棗、クコの実、オウギ、龍眼肉、くるみなどのお茶やローゼルティー、自分で手揉みした蓬茶、台湾茶などもよく飲みます。 料理全般が大好きで、スパイスカレーはちょっと自慢できる味(笑)。以前、期間限定カフェをやった時、好評をいただいてました。華僑服務社、アンビカ、ソウル市場など、外国食材スーパーに行くのも楽しみのひとつです。健康のために食を大事にする気持ちは、家族のためのお弁当作りにもつながっています。 今高校3年生の息子が幼稚園に入った時から毎朝お弁当を作るのが楽しみ。夫の分、私の分、と3つお弁当を作っています。お昼に家族と同じお弁当を食べることで、メニューの振り返りにもなりますし、離れていても同じ食事をいただける幸せを嚙み締められます。息子のお弁当は高校卒業と同時になくなってしまうので、今からロスが心配です(笑)。