藤森夕子さん(55)の初告白「30歳でバセドウ病を発症。ずっとホルモンバランスと向き合ってきました」|STORY
ひとつしかない自分の体を慎重に見張り、労ることは生きていくうえでもっとも重要な課題かもしれません。今回お話ししてくれた藤森夕子さんの体験は、私たちに多くの気づきを与えてくれます。 【画像で見る】藤森夕子さん(55)の更年期を支える”元気の素”
■藤森夕子さん PROFILE 1968年12月12日、東京都生まれ。C.C.ガールズとして活躍。その後、アスリートフードマイスター3級、ハーバルセラピストなどの資格も生かしながら俳優、タレントとしても幅広く活動中。オフィシャルブログ「GREENDAYS」やお弁当作りのInstagram(@yukofujimori2525)も人気。
30歳でバセドウ病を発症。更年期もホルモン不調を見逃さないことを意識
初めてお話しすることなのですが、30歳でバセドウ病を発症しました。当時お仕事がハードだったこともありましたが、汗や息切れがひどく、イライラするし、ダイエットしていないのに体重も減ってしまい、検査したら甲状腺ホルモンの異常からくるバセドウ病だと判明しました。 それまでホルモンのことなど意識しないでいましたが、バランスが崩れるとこんなにも体調に影響するのだと知ってビックリ。放射性ヨウ素を内服するアイソトープ治療をして様子を見ていたのですが、今度は甲状腺機能低下症に。何もやる気がなくなったり、動悸があったり、手が震えたり、まるで早めの更年期が来たような状況でした。つくづくホルモンとの付き合いというのは難しいものだなと実感し、コントロールできないホルモンバランスというものに自分なりに向き合ってきました。 甲状腺の方は落ち着いていた50歳の時、下腹部がビクビクと痙攣するような違和感、不正出血やひどい生理痛があったので婦人科を受診したら、子宮内膜症が原因でチョコレート嚢腫の疑いがあるとのことでした。同時に子宮頸部高度異形成の方が心配と言われました。高度異形成は子宮頸がんの前段階とみなされていますので、早急に対処した方がいいということで、子宮頸部円錐除去手術と卵巣を一つ取るという2つの手術をしました。かなり危険な状態の一歩手前だったようで、日頃から体調を意識し、何かあったらすぐに専門家に診てもらう習慣があったことで命拾いしたと思います。