J1エースが“背番号”超え「1試合5ゴール」に意欲 得点王奪取へ…FKキッカーにも名乗り
川崎エースFW山田新、ACL後に見せた得点王への意識
川崎フロンターレは12月4日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)第6節で山東泰山(中国)と対戦し、4-0で勝利した。ACLEで3連勝となった川崎は、リーグ戦で19ゴールを挙げているFW山田新が途中出場し、ACLE初ゴールとなるチーム4点目を記録。プロ初のハットトリックを達成したJ1第37節の東京ヴェルディ戦(5-4)に続くゴールで、J1最終節のアビスパ福岡戦に好感触を持って臨めることになった。 【実際の映像】川崎エース山田新、ACLでトドメの4点目奪った瞬間 開始早々の前半3分にFWマルシーニョのゴールで先制した川崎は、GKチョン・ソンリョンの好セーブでリードを保つと、同41分にMF山本悠樹が技ありの直接FK(フリーキック)を決めてリードを広げる。さらに後半20分、負傷から復帰後初の先発起用となったDFジェジエウが追加点、後半45分にはFW神田奏真のクロスを山田が押し込み、ゴールラッシュを締め括った。 試合を振り返って山田は「チームとして良い試合ができたと思うし、自分が入ってからはボールを握りながら、守備のところも求められていたので、そこのタスクをこなしながらゴールはもちろん狙っていた。チームも勝てましたし、自分もゴールを取れたので良かったです」と、コメントした。 ACLE初ゴールについては、「本当に取れていなかったのですが、そこまで意識していませんでした。奏真から良いクロスが来たので感謝したい」とアシストしたルーキーに感謝した。 この日のゴールで今シーズンの公式戦におけるゴール数を21まで伸ばした山田だが、ゴールを量産できている要因については「シンプルにフィニッシュのところのトレーニングの回数をこなしてきたので、そこで自信を持ててゴール前でやれています」と明かし「ポジショニングだったり、ゴール前に入るタイミングだったりを、頭の中で整理できています。チームがしっかり運んできてくれて、自分がゴール前でエネルギーを使えていることが大きい」と、練習で積み重ねた成果とチームメイトたちのサポートのおかげだと語った。 ゴールを重ねたことでパスが集まってきている感触もあるという。「ゴール前で渡せば決めてくれるっていう信頼が徐々についてきていると思いますし、より自分をペナルティーエリア内で見てくれていると思う」と、得点を取れているからこその好循環ができていると語った。