J1エースが“背番号”超え「1試合5ゴール」に意欲 得点王奪取へ…FKキッカーにも名乗り
リーグ戦で19得点中…「得点王にも5点取れば並ぶ」
リーグ戦で19得点を挙げている山田には、最終節で自身の背番号であり、キリの良い数字である20点目のゴールに期待が懸かる。しかし、山田自身はもっと高い目標を持っていた。「シーズン開幕時は15ゴールを目標にと話していましたが、15得点を達成してからは、背番号を意識したわけではないですけど、20得点に目標を上方修正したので取りたいです。あと得点王にも5点取れば並ぶので。簡単ではないですけど、目指していきたいと思います。得点王は特別なものですし、狙えるチャンスはあると思うので。今シーズンの等々力での最後の試合ですし、スタッフも最後ですし、最後に何か成し遂げられればなと思います」と、24得点で得点ランク首位に立つ横浜FMのFWアンデルソン・ロペスに並ぶ意欲を見せた。 1試合5ゴールという目標を達成するためには、チームメイトの援護も不可欠だ。パスをもらうのはもちろんだが、PKなどのチャンスでもキッカーを任せてもらうことも必要になってくるが、すでに交渉もしているようだ。この試合、直接FKを決めた山本とも、セットプレーの練習をしている際に話し合い、「4点取った状態でFKの場面が来たら、俺が蹴る」と伝えたところ「それはいいよ」と言われたという。 今シーズン、なかなか勝てずに苦しい時期も過ごした川崎においてゴールを量産した山田が、シーズン最後の試合で自身の記録をどこまで伸ばすかに注目だ。
河合 拓 / Taku Kawai