【マリーゴールド】リーグ戦を優勝した暁には、翔月なつみのスーパーフライ級王座を狙うビクトリア弓月「ベルトの価値を上げるのは私!」
――DREAMリーグには“現在のエース”林下詩美選手やMIRAI選手もいます。 弓月:前の団体の時から、詩美さんやMIRAIさんの活躍を近くで目の当たりにして来ました。私がエースになるために「いつか本当に倒さなければいけない相手」です。 ただ今の私では、正直ハードルが高い。詩美さんはワールド・オブ・スターダム王座、MIRAIさんはワンダー・オブ・スターダム王座を戴冠した選手です。 2人との力の差は歴然としています。でもその力の差を少しでも縮めたい。リーグ戦で当たるからには、1つでも結果か爪痕を残したいですね。 ――5月20日の旗揚げ戦でデビューしたtWin toWer(ツインタワー)の後藤智香選手や天麗皇希選手はどうですか? 弓月:tWin toWerの2人とは戦っていますが、まだ勝てていない。結構悔しい思いをしているのでシングルで勝ちたいですね。 皇希には6月21日仙台大会、シングルで負けています。このリーグ戦で借りを返したいですね。 後藤智香、彼女に関して正直私は意識していませんが、向こうが記者会見で突っかかってきました。 だったら、「こっちも受けて立つよ」という気持ちです。結構舐めた態度をしてきたのでリーグ戦では徹底的に戦いたいと思います。 ――キャリア18年の野崎渚選手はいかがでしょうか? 弓月:私はこれまで絡みがなく、マリーゴールドで初めて接点を持った選手です。まだ試合をしたことがないので、「どんな選手なんだろう?」って逆にワクワクしています。 野崎さんはCHIAKIさんとヒールユニット「ダークウルフ」を組んでいますが、凶器を使うのは個人的に「どうかな?」と思います。 向こうがどんな手を使ってきても、私は正々堂々と立ち向かうだけです。凶器は一切使わず、自分の能力と自分の身体で徹底的に戦います。
――外敵としてLLPW-Xから参戦するNØRI選手の印象を教えてください。 弓月:NØRIさんは格闘技の経験がある。そういう選手は基礎がしっかりしているイメージがありますね。私も9年間柔道で鍛え上げた実績があります。 基礎ができている者同士、バチバチの試合を繰り広げたいです。その中でも私の方が上回っているところを見せつけたいですね。 ――マリーゴールド初めてのリーグ戦、気をつけていることはありますか? 弓月:やっぱりケガですね。ケガで1試合休むと星取表に影響します。ですからケガと体調管理に十分気をつけて1ヶ月に及ぶリーグ戦を乗り越えたいと思います。 ――最後に「DREAM☆STAR GP2024」に挑む意気込みをお願いします。 弓月:私がマリーゴールドの第1回のDREAM☆STAR GPで頂点に立ち輝く姿を皆さん是非見ていてください! (おわり) <プロフィール> ビクトリア弓月(びくとりあ ゆづき)2005年2月1日生まれ、愛知県名古屋市出身。身長160cm、体重56kg。9年間続けた柔道や運動神経の良さを活かして飛び出したスーパールーキー。2023年3月末にスターダムに入門し練習生を経て、同年11月デビュー。2024年1月に行われた『ルーキー・オブ・スターダム2023 新人王決定トーナメント』では、堂々たるたたずまいと身体能力で八神蘭奈とHANAKOを破り新人王を獲得。秀逸な才能はマリーゴールドの未来を感じさせる。背番号1、キャッチフレーズは「未来への懸け橋」。
取材・文/大楽聡詞 編集/黒澤浩美