きっかけは「ジャパゆきさん」救出 半世紀にわたり女性自立の支援を続ける大石由紀子さん 一聞百見
「人生いろいろやりきったと思うかって? まだまだ足りない。あと5年、90歳までは元気に動けるはず。これからも自分がしたいと思うことをやっていきたい」
今年9月からは、ラオスから留学に来た若い女性を自宅にホームステイさせ、面倒を見ている。「引退」の2文字が頭をよぎるのはまだ先のようだ。(宮本尚明)
■おおいし・ゆきこ 昭和14年、愛知県生まれ。結婚を機に神戸市に移り住む。英語教員だった経験を生かし、40年に自宅で英語教室を開設。教室の運営と並行して女性や子供からの相談、自立支援などを手掛け、平成12年には専用の電話相談窓口「Oishiサポートセンター」(078・581・0644)を自宅に開設した。年中無休で英語対応も可能。