「保育園に持参するおむつは毎日30枚!」共働き夫婦の3つ子育児。苦労は3倍だけど、それ以上の幸せも【多胎の育児体験談】
「お母さんはみんな頑張ってる!」と伝えたい
――保育園入園後は3つ子ちゃんの体調不良にも見舞われたのでは? 佳奈 はい。育休の間はありがたいことに3つ子が体調不良になることはほとんどなかったのですが、慣らし保育が始まってすぐに鼻水が出始めて、発熱してお休みしていました。ちゃんと全員で慣らし保育に行けたのはトータルで3日くらい。さらに、仕事復帰日初日にお迎え要請、2日目に早速有休を使いました。結果、そのときは次々とRSウイルスにかかることに。夫、私まで体調不良になってしまいました。今も3つ子が3人そろって感染することはほぼないのですが、1人が感染症にかかると、次々にかかっていくので、看病する期間が長いですね。 ――共働きをしながら夫婦2人で3つ子を育てていくのは、本当に大変ですよね。 佳奈 そうですね。たとえば、朝の登園だけでも1人着替えた子が保育園に行く気満々なのに、1人は行きたくないと着替えようともしなくて。行きたくない子はグズグズするし、行きたい子はなんで行けないんだとこれまたグズグズし出して…。毎朝、カオスです(苦笑)。 正直、育児も仕事も時間がたりません。復帰してから育児を含むプライベートと仕事の切り替えはしっかりできるようにはなりましたが、仕事もここまで、 育児もここまでと、やりきれないところが出てきて、モヤモヤすることはどうしてもありますね。 ――お話を聞いていると、本当によく頑張っているなと感じます。 佳奈 確かに同じお子さんのいるお母さんから「すごく頑張っているよね」と言葉をかけてもらうことが多いです。その言葉はうれしいし、もちろんとても頑張ってはいるんですが…。同時に私だけが特別頑張っているわけではないなと感じるんです。 だって、世の中のお母さんって、すっごく努力していますよね。それなのに認めてもらう機会がまだまだ少なくありませんか? だから、私をほめてくれたお母さんにも言いたいです。「あなたも十分に頑張っていますよ!」って。