TOKAIコミュニケーションズ、クラウドストレージ「Wasabi」への閉域接続サービスを提供
株式会社TOKAIコミュニケーションズは11日、Wasabi Technologies Japan合同会社のクラウドストレージ「Wasabi Hot Cloud Storage(以下、Wasabi)」との閉域接続サービスを提供開始した。 【この記事に関する別の画像を見る】 また、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所が構築・運用する学術情報ネットワークSINETを利用する大学・研究機関などの顧客向けに、SINETを経由してWasabiへ閉域接続できるサービスも提供する。 サービスにより、Wasabiの東京リージョンと顧客拠点、およびSINETを閉域回線で接続し、高速かつ安全な通信を実現する。 Wasabiは、クラウドストレージクラスが1つに統一され、分かりやすい料金体系を採用しているクラウドストレージサービス。性能や信頼性は高いレベルを保ちながら、低価格なクラウドストレージサービスを提供している。さらに、低価格でありながら、リアルタイムにデータの保管や取り出しが可能で、アクセス頻度が少ないデータも迅速に送受信できるため、二次バックアップやオンラインオフィスソフトウェアのバックアップにも適している。 提供を開始するWasabi閉域接続サービス「BroadLine Wasabi接続サービス」は、顧客拠点とWasabiとの間で、Wasabiが提供する専用線接続サービス「Wasabi Direct Connect」を用いて、広帯域・高品質な閉域網接続を実現する。10Mbps、100Mbpsなど1Gbps未満の帯域から10Gbpsまでの幅広い速度メニューで、顧客の利用シーンに柔軟に対応する。 SINET経由での閉域接続サービス「BroadLine Wasabi接続サービス」は、大学や研究機関の顧客向けに、SINETを経由してWasabiへの閉域接続サービスを提供する。これにより、SINET加入機関は新たに専用回線を手配することなく、SINETを経由してWasabiへのセキュアで安定した仮想ネットワーク接続を実現する。 TOKAIコミュニケーションズは、さまざまな接続構成に柔軟に対応することで、顧客のWasabiの利用を促進するとともに、TOKAIコミュニケーションズのデータセンターサービスや他の大手クラウドサービスと組み合わせたハイブリッドクラウドやマルチクラウドにも対応し、今後も顧客のニーズに応えるサービスの提供に努めていくとしている。
クラウド Watch,三柳 英樹