プロ野球CS開催…セ、パの足並みを揃えるべきか?
開幕前と1か月毎の定期的なPCR検査の導入が決定したが、シーズン中に選手、チーム関係者に感染者が出る可能性は、第二波襲来と共に大きくなる。また備期間が短く突貫的にチームを仕上げたこととタイトな日程が影響しての故障発生の懸念もある。 JリーグとNPBが共同で立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」でも専門家チームは、「試合による疲労で免疫力が下がり感染リスクが高まる危険性がある」ことを指摘している。120試合を確保するために日程が詰め込まれる影響で、連戦が増えると、当然、疲労が増し、免疫力が下がる。遠征先での外出自粛などもガイドラインには盛り込まれているが、長いシーズンの中で、どこかで気の緩みが出て、感染リスクの高い場所に出入りしてしまう可能性もなくはない。また国全体にいつ第二波が起きるか、といった懸念も拭いきれない。 掛布氏が危惧するのはケガのリスクだ。 「2月、3月と2か月間、じっくりと体を作って迎える開幕と一度作った後に、練習が満足にできない期間がある、今回のようなケースでは、やはり準備に不安は残る。8、9月の夏場に故障が出てしまう危険性はあるでしょう。感染予防と同時に、連戦の中で、いかに休ませながら起用するかなど、そういったコンディションをいかにケアするかが重要でしょう」 不安や問題を残したまま開幕へのカウントダウンが始まった。