瓜生正義、中間整備で気配一変「伸び自体はいい」【16日開幕 住之江ボートSG「第39回グランプリ」】
◇16日 SG「第39回グランプリ」前検日(大阪府・住之江ボート) 波乱を予感させる特訓になった。開催前に中間整備が7基行われ、そのうちの5基がトライアル(以下、TR)1stに出場。気配一変が珍しくない中、目を引いたのが中間整備でセット交換された33号機の瓜生正義。特にスリット付近で力強い動きを見せた。「合っていなくてスタートがしづらい部分もある」。この大会は優出9回(優勝2回)を誇るベテランは慎重に言葉を選ぶが「比較は分からないけど伸び自体はいいのかな」とまずまずの手応え。 12RのTR1回戦1号艇の菊地孝平もセット交換した82号機。「とりあえず合格点の中に入っている。マスター世代にもなったし、そろそろ落ちついて行こうと思ったけど、興奮が止まらなくなってきている」と好機を引き当て、はやる気持ちを抑えきれない。グランプリ最多の24回目の出場となる松井繁もセット交換された66号機に「足的には悪くはないような気がしました。ギアケースの数値を確認して、また明日乗り込んでどうしていくか決めます」と目の前の一戦に集中力を研ぎ澄ます。 一方でトーンが上がらなかったのが西山貴浩と土屋智則の97期コンビ。「ちょっと特訓は下がり目でした。西山君と一緒くらいで他の人にはちょっとやられる」と土屋が話せば、西山も「行かれる人には結構行かれた。中間整備が入っているのは別物ですね。あの差を埋めようと思ったら20キロくらい減量しないといけない」とがっくり。ただ、そうは言ってもまだ白旗を揚げるつもりは毛頭ない。ペラと整備でどこまで立て直せるか注目したい。 TR2nd組では毒島誠と池田浩二がエース格の優良機を引き当てた。
中日スポーツ