【RIZIN】元K-1久保優太「立ってたら僕の勝ち」”フィニッシュ率100%”シェイドゥラエフ「1Rか2Rで決める」
12月31日(火)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.49』の[RIZIN MMAルール フェザー級戦]で対決する久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE )と、”12戦無敗全フィニッシュ”ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス共和国)の試合前インタビューが行われた。 元K-1久保は「やることは決まっている。自分が勝っている部分で勝つ」と立ち技の技術で倒すとし、レスリングベースのシェイドゥラエフは「1Rか2Rでフィニッシュする」と予告も5Rまで戦える練習をしてきたと言い放った。 【フォト&動画】久保、斎藤裕を悶絶KO!シェイドゥラエフ、アーチュレッタに鮮烈一本勝ち! 久保は「試合決まった時には、勝率5%くらい。けど現時点では5分5分ぐらいまでは持ってきたかな。10回やったら5回勝てるうち、1回を最初に引くだけ」と、この1ヵ月半で勝率を大幅に上げたと言う。 試合については「やることは決まっている。(キックを)29年間やってきた経験、自分が勝っている部分で勝つ。それさえ出来れば、僕は正直MMAにおいて誰にも負けないと思ってる」と自身の打撃に命運を乗せる。 シェイドゥラエフのレスリング力、グラウンド戦については「逆に自分にとってはそこが脅威。そこには行かせないようにするつもり。今回の試合は、立ってたら僕の勝ち、 寝たら向こうの勝ち」と完全に、打撃vsグラップリングの展開になるとする。 久保はシェイドゥラエフの試合動画を多く見たと言い「(キャリア初期は)単にむやみに突っ込んで、がっつり組みついてというのが多かったが、RIZINの試合では、しっかりと打撃の攻防をしてからというのが見受けられる。パワーやフィジカルだけでなく、技術的な所もアップしている」と評価する。 しかし久保自身も「前回も皆さん思ったと思うけど、僕って結構成長率が凄い。相手も強くなってると思うけど、それ以上に僕は強くなっている」とニヤリ。 最後に「背中をつかされたら、やられると思ってる。けど僕の蹴りでもパンチでも当たれば効くんで倒せる。必殺技が決まればすぐ終わるけど、相手も練習してきている。地道にやってきた練習や、反復してきた技術が生きる」と最後は互いに積み上げたもので決まると語った。 対するシェイドゥラエフはキルギスから、乗り継ぎ含めて24時間かかる航路で来日。会見では「長時間飛行機に乗り、時差もあってちょっと体調が良くない気がしている。でも明日からまた復活する」と疲れが残っているようだ。 シェイドゥラエフは久保のストライキングについて「私なりのディフェンス対策をしっかりしてきた」としつつ「もちろん私はレスリングベースだが、打撃のストライカーとしても、技をちゃんと練習している。MMAのあらゆる技を練習しているので、場合によってはそういう技を今回使いたい」と打撃勝負もあるかもとする。 その上で「目標は1Rの終わりか、2Rの始めくらいにフィニッシュする」と前半での早期決着を狙う。しかし練習では「5Rまで戦いたいとして、準備を行ってきた」と余念は無い。 今までの試合で、12勝12フィニッシュのうち、3Rまで行ったものはないが「今回3Rで戦うの凄く楽しみにしている」と久保の健闘も願う。 今回の勝利で「次はrizinでチャンピオンになりたい。そのベルトのための戦い」と”挑戦者決定戦”と位置付けている。 メインの同級タイトルマッチ[鈴木千裕vsクレベル・コイケ]の試合予想は「鈴木選手が勝つと思う」としながら「2人ともと戦いたいし、そういうチャンスがあれば、1日2人(鈴木とクレベル)とも戦える。余裕がある」と驚きの発言で締めた。 ◆久保優太:初代K-1ウェルター級王者で、21年よりRIZIN MMAのリングへ。同年12月にはシバターに腕十字で一本負けを喫したが、そこから奥田啓介、木下カラテ、安保瑠輝也、高橋遼伍に4連勝。7月の前戦は元王者の斎藤裕をKOで下し、トップ戦線に割って入ってきた。 ◆ラジャブアリ・シェイドゥラエフ:12戦12勝(4KO・8一本)と無敗でフィニッシュ率は100%。RIZINデビュー戦となった今年6月は武田光司と対戦。圧倒的パワーで武田を持ち上げテイクダウン、バックを奪い最後はリアネイキッドチョークで一本勝ち。9月の前戦は裏十字の形でアーチュレッタをタップさせて一本勝ちと、驚異的な強さを発揮している。