”顔面ボコボコ”の久保優太、骨折&車椅子姿に炎上「なぜタオル投げなかった」身内が理由明かす
大晦日の『RIZIN.49』(さいたまスーパーアリーナ)では、久保優太(37=日本 )がキルギス無敗戦士に2Rに渡って強烈なパウンドを受け続け、レフェリーストップでTKO負け。 顔面は鮮血、腫れ上がった様に心配の声が多かったが、病院では脳に異常は無いが、鼻骨骨折が判明した。 車椅子姿での写真に「こうならないためのセコンドでしょ」と批判の声も上がっていたが、セコンドの弟が「絶対に投げないでくれとタオルを託されていた」「11月に兄弟で出したジムの弟子だちに自分の背中で見せたいと」と1日、SNSで明かした。 【フォト・動画】久保の車椅子姿、顔面傷だらけ!”無慈悲”パウンドでストップの瞬間も 相手は”12戦無敗全フィニッシュ”の24歳、ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス共和国)。ほぼ1Rで決めており、圧倒的なパフォーマンスに「既にUFCクラス」との声が高かった。 試合では、序盤は元K-1王者の久保が蹴りで攻めるも、シェイドゥラエフが早くもテイクダウン。サイドやマウントから強烈な鉄槌、ヒジ、パウンドで殴られまくる。一瞬意識が飛んだように見える場面も。しかし久保は動き続け、顔は腫れ鼻血も多量に流れるも、1R終了ゴングまで耐え切った。 2R開始前には、ネットでは「止めたほうがいい」との声も多く、始まると久保はグラついた足取り。パンチ・ヒザでも圧倒され、再び倒されると、またも打撃の嵐。チョークから更に殴ると、ようやくレフェリーが止めた。 試合後は病院へ直行、弟でセコンドの元キックボクサー・久保賢司も付き添い、SNSで車椅子に乗った久保の写真を投稿すると「久保優太は無事に帰宅。 鼻の骨折はあるものの、脳に異常は見られませんでした」と無事を報告した。 更に「『腕が折れても失神してもタップしないから絶対に投げないでくれ』とバトン(タオル)を託されていた。 日本中の子供たちや11月に兄弟で出したジム『リレイズ東京』の弟子たちに"夢に挑戦する事の大切さ"と"諦めない気持ち"を自分の背中で見せたいと」と30年近くプレイヤーとして戦ってきた自分の生きざまを見せたいと、命がけの約束を交わしていたと言う。 続けて「大切な家族という感情を押し殺して、BRAVEジム宮田代表の静止を振り切り最後までバトンを握り続けた」と兄の思いに賛同し、バトンを投げることはしなかったとのことだ。 久保優太自身も、1日のYouTubeで「打撃が入ったら、逆転するチャンスが少しでもある。それに懸けたかったし、最後の最後まで勝負を投げたくなかった」と弟にバトンを託した思いを語っていた。 ファンたちからは「セコンドおせーって思ったけど、そうだったんだ…」「絶対に諦めずここからまた上を目指して下さい」「強敵に立ち向かう強い心に感動しました」と久保たちを応援するコメントが並んだ。 それでも「そんなジムに子供は預けられない」との声もあったが、弟・賢司は「所属選手には、逆転の可能性が薄くダメージが蓄積してる場合は容赦なくタオル投げる」と深く理解しあっている兄・優太との関係と思いがあってこそ、今回の申し入れを受けたとしている。