「その手があったのか」 長ネギをベランダで育てる方法 目からウロコのテクニックに驚きの声
家族に安心安全で新鮮な野菜を食べさせるため、家庭菜園を始めてみたいと考えている人もいるでしょう。しかし、十分なスペースがないとあきらめてはいませんか? なんと自宅のベランダで30種類もの野菜を作っているという、ぽたろうの家庭菜園HACK(@HACK1136)さん。夏から挑戦しているという、長ネギの「トーテムポール栽培」が大きな注目を集めています。栽培を始めたきっかけやコツをお聞きしました。 【写真】長ネギの「トーテムポール栽培」 驚きの大きさに成長した実際の投稿 ◇ ◇ ◇
カップ麺の容器を積み重ねる「トーテムポール栽培」
男の子と背丈がほとんど変わらない長ネギ。男の子の身長はなんと130センチほどです。ベランダで栽培していますが、ここまで大きく育ったのには、ネギの根元に秘密があります。 ネギが埋まっているのは、カップ麺の容器。7段積み上げたものが3列並んでいます。色とりどりのパッケージが縦に並ぶ様子は、まるで北米の先住民が作った彫刻柱「トーテムポール」のようです。 投稿者さんが「トーテムポール栽培」と呼ぶ方法をX(ツイッター)で紹介すると、1.4万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「エコだし食育だし創意工夫が素晴らしい」「えーーー!! その手があったのかぁ!」「なんだこれは!!」など驚きの声が続々と寄せられています。
成長点が見えたら、容器と土を足すのがポイント
投稿者さんが、「トーテムポール栽培」を始めたのは7月のこと。100円ショップで販売されている、2袋100円の種からスタートしました。 「ベランダ菜園ではなかなか取っつきづらく敬遠されがちな長ネギを、どうしたら身近なものにできるのか。何か身の回りにあるもので栽培できないかと考え、思いついたのがカップ麺の容器を使ったトーテムポール栽培でした」
大きく育てるコツは、長ネギの成長点が一番上の容器のフチを越えたら、容器と土を追加すること。このとき「成長点が埋もれない位置まで増し土をするのがポイント」です。定期的な水やりはもちろん、10日に一度ほど液体肥料を与えているそう。こうして約5か月で、根の長さを除き110センチほどまで成長しました。 この栽培方法の最大の利点は、なんといっても省スペース。また、お世話も楽だと投稿者さんはいいます。 「水やりをするとき、根がある容器のフチから水を与えればいいので、かなり楽だと感じます。また、風で煽られた際に倒れないよう、容器と容器の間に割り箸を差し込んでいるのですが、これだけでかなりの安定感があります」