バニッシュが始めた“ファン参加型のEC運営”で人材不足解消をめざす仕組みとは? <発表会にビームス設楽社長も登壇>
店舗スタッフのオンライン接客をサポートするDXツール「STAFF START(スタッフスタート)」のバニッシュ・スタンダードは、小売・サービス業の人手不足解消を支援する「FANBASSADOR(ファンバサダー)」の提供を始めた。
店舗スタッフになりたい人を増やし、企業が求める人材を集めることができる仕組みを搭載。企業やブランドのファン(顧客)がEC運営に参画できるようにするという。
「ファンバサダー」は、顧客やOB・OGなど「その企業が好きな人」と企業がつながり、ECビジネスでの共創、スポット雇用、ゆくゆくは企業の一員として直接雇用の実現をサポートするサービス。小売・サービス業の人手不足解消に貢献するサービスと位置付けている。 好きな商品やサービス、ブランドが“好き”で集まるファンが企業を応援できる仕組みの実現をめざす。新サービスを通じて、スタッフになりたい人の増加、企業にとっては最適な人材の登用で、離職率の低下・人材不足解消などにつなげる。
機能の第1弾として「キュレーション」の提供をスタートした。「キュレーション」は、UGCを活用して企業・ブランドのファンを集める新機能。Instagramにアップした投稿をハッシュタグ検索し、ユーザーへの自社ECサイトへの掲載依頼や投稿商品のひも付け、掲載作業、効果測定をカバーする。
●Instagram経由でのECサイトへの集客・売り上げの計測:SNS計測用のURLを発行することで、「ファンバサダー」のInstagramからの集客や売り上げを計測できる。フォロワー数だけではない、ブランドを共創する上で大切な「売り上げを作れる」実績がある「ファンバサダー」の見極めや育成ができる ●ファンバサダー候補探しをバニッシュ・スタンダードもサポート:ブランドのファンを探すことをバニッシュ・スタンダードの「スタッフスタート」がサポートする。 ・あらかじめ「スタッフスタート」がスカウトした、「キュレーション」機能に参加できるInstagramのユーザーを「ファンバサダー」のサービス上で閲覧できる。 ・2024年秋には、「ファンバサダー」のリストでフォロワー数や投稿頻度などが一覧で見られる仕様にアップデートする。 「ファンバサダー」が今後予定している機能の追加やアップデートは次の通り。 ・スコアリング機能:経由の売上データをもとに、店舗スタッフ・ファンバサダーすべてのスタッフのスコアリングをする機能。単純な売上高だけではない、ファン度や活躍度など多角的なスコアリングが可能となる ・アンバサダー機能:優れた「ファンバサダー」に対し、ECへのコンテンツ投稿の依頼、成果に応じたインセンティブの支払いができる機能。最適な人材に仕事を依頼できることで売上アップが見込める。「ファンバサダー」は好きな企業での就業体験や、オンラインでスポットワークができる ・リクルーティング機能:転職や就職を考えている登録者や、オンラインで自社のスポットワークをした「ファンバサダー」に直接スカウトを送ることができる