【春バスにおすすめ!】相反する要素で「強さ」と「使いやすさ」を両立するバス用フロロライン『オルトロスFC(XBRAID)』
日本の老舗ラインメーカーとして国内のみならず、世界中から支持を得続けている「XBRAID」からリリースされている大人気バスフィッシングライン「オルトロス」。ギリシャ語で『夜明け、始まり』を意味し、その名の通り新たなる世界の扉をこじ開ける『硬質なのに柔らかい相反する特性をもったニューコンセプトフロロカーボンライン』というキャッチコピーで注目を集め、今や世界最高峰のバストーナメントシーンでも活躍を見せている。発売から約5年、改めてオルトロスFCの特徴をXBRAIDスタッフに解説して頂いた。 【画像】リーダーにも使える《オルトロスFC》のスペックと価格
解説して頂くのは大手釣具問屋のラインスペシャリスト!
福元秀樹(ふくもと・ひでき)/大阪を拠点にした大手釣具問屋・(株)魚矢の『エックスブレイドYGK課』というライン専門部署に所属し、マーケティングおよび生産管理を担当。日本各地で釣れる魚種の違いや釣り方の違い、そして自然環境の違いなどから生まれるさまざまなライン需要に応えるべく、いつも頭の中は糸のことで一杯のラインスペシャリスト。
オルトロスFC(XBRAID)
――改めてオルトロスFCの特徴の解説をお願いします。 福元「今まで日本の市場リリースされてきたフロロカーボンラインは、はっきりと『硬い』ハードタイプのものと『柔らかい』ソフトタイプの2種がほとんどでした。 硬いフロロの特徴として直進性や耐磨耗性、そして障害物に巻き付かない回避性の部分に寄与しているところが多かった。しかし硬い部分の良さが逆に『使いづらい』と感じる方もいて、そのようなユーザーは柔らかくて少し伸びのあるようなフロロカーボンを使われることが多かったんですね。 逆に柔らかいフロロは、ラインがパーマ状になりづらかったり、操作性の部分でも硬いラインのよりもクセがなく、メンディングなどの操作性もしやすい部分がありました。 オルトロスFCは硬さと柔らかさの良いところを組み合わせたハイブリットフロロカーボンラインなんです。 ライン原糸の中心部には硬いフロロカーボンを採用し、直進性と強度、そして感度を出すことを可能としながら、外側(ライン表面部)を柔らかくすることによって今まで硬いフロロでありがちな『ナノスクラッチ(ライン表面上の小さい傷)』によるラインブレイクなどが防げるんです。 表面の柔らかさがクッションとなり少し傷が入っても硬い中心部に傷が到達しづらく、切れにくくなるんですよ。 これまで表面が硬く、中がソフトな逆の構成をされているフロロラインはけっこうあったのですが、逆の構成をしているラインは弊社のみ。 XBRAIDがこれまで培ってきたラインテクノロジーやフィールドから培った膨大なビッグデータをもとに突き詰めているので、間違いなく尖っている。けれども汎用性が高いラインです」