彼女いない歴38年!恋愛に縁のない男が1年で100人の女性と出会い「彼女」をゲットした方法!そして恋活の「最終地点」とは?【作者に聞く】
38歳のハルマキさんは、彼女いない歴38年。職業は漫画家アシスタントで、日常的に女性との出会いがない。一生ひとりで生きていくのだろうと漠然に思っていたある日、同業の友達に彼女ができた!聞けば、「マッチングアプリ」で出会ったという。今回は、マッチングアプリで恋活を始めたハルマキさんの「38才男が100人と恋活して1年で初彼女ができた話」を紹介するとともに、恋活について話を聞いた。 【漫画】「38才男が100人と恋活して1年で初彼女ができた話」を読む ■いざ、マッチングアプリに登録!40歳を前に、時折襲い掛かる「妙な寂しさ」を誤魔化すのもつらくなっていたときだった 38年間女性とお付き合いをしたことがなかったハルマキさん。同業の漫画家に「彼女ができた」という話を聞いて、立ち上がる。上京して15年。1人は気楽だと思っていた。がしかし、40歳を前にして時折襲い掛かる「妙な寂しさ」を誤魔化すのもつらくなっていた。 有名なマッチングアプリ3社に登録。メッセージのやり取りをするものの、はじめは1カ月以上1人も会うことができなかった。 最初に会ったのは、服飾系の仕事に就く「ゆりさん」33歳。笑顔がかわいい女性だ。同じ関西出身、芸術関係の大学を出ていたことから、アプリでのやり取りでも話が合った。そこから、ハルマキさんはさまざまな女性と出会っていく。 ■「恋活」の最終地点ってどこ?会っても「好きな人」ができないという悩みにぶつかる ――「38才男が100人と恋活して1年で初彼女ができた話」を漫画にしようと思った経緯を教えてください。 日常の思ったことや、自身が漫画家のアシスタントなるまでのエッセイ漫画を描いてたのですが、「さぁ、自分の中に何かネタはないか?」って考えたときに恋活した経験があって。照れもあり、描くの躊躇してたんですが、周りに話すと「読んでみたい!」って方が多かったのでエイヤッ!って気合い入れて描き始めたって感じです。 ――恋愛初心者とはいえ、いろいろな女性と会ってみていかがでしたか? とにかく最初は足が震えるぐらい緊張しましたし、女性と一体何を話したらいいんだって悩みましたが。まずはお相手に興味を持って「聞く姿勢でいよう」と会っているうちに、少し話すのにも慣れて、普通に暮らしていたら会えないような職業の方たちにも出会えて、楽しくはありました。 ――恋活をしている途中「どうやって人を好きになるんだろう」と悩んでいくところなど、共感しました。マッチングアプリをしていて楽しいところ、つらいことなど、ありましたら教えてください。 メッセージからのやり取りになるので、実際会ったらどんな方なんだろうって、毎回ドキドキとワクワクはありました。そしていろんな経歴、価値観で恋活をしているのも知れて楽しかったですね。 つらいと感じたのは、当然、僕もお相手も同時に何人かと会っている可能性があるから、どうしても比べてしまう・比べられてしまうことでした。一目惚れですぐ相手に気持ちを伝えた、なんてことがあったら別ですが、初めて会って「ちょっといいな、この人」って僕だけが少し好感を持ってても、相手も同じ気持ちじゃない限り、じっくり何回も会ってお互いのことを知っていくことはなかなかできないと思いました。気持ちの擦り合わせ方がわからなかったです、特に僕は(涙)。そのせいで、この恋活は「いつか上手くいくのか」ってずっと悩んでました。 ――昨今マッチングアプリで結婚する人も多く、出会いのきっかけになっていると思いますが、ハルマキさんが心がけたことはありますか? 見た目で言えば「清潔感」とかになるんでしょうけど。「自分語りや自慢話をなるべくしない」「とにかく相手の話を聞いて、話しやすい場を作ること」を考えてました。ただ恋活なのに、まるでインタビューみたいになってしまったときもあって、それはよくないって反省しました(汗)。 ――本作の見どころを教えてください。 38歳で恋愛経験がない僕の迷走やダメダメっぷりを見てもらいたいですし、そんな奴がさまざまな女性に会って、どう恋活を進んでいくのか楽しんでいただけたらと思います。 ――そのほかにどのような漫画を描いていますか? 現在このマッチングアプリで出会った、ななさんとの結婚までのエッセイ漫画を描いてます。また、漫画アシスタント時代の話を描いたり、ダメ人間全開の漫画専門学校時代の話や「先が気になって仕方ないわ!」って言われるようなミステリーを描いてみたいです。 1年で100人の女性との出会いを繰り返したハルマキさん。「自分と会っているときは誰とも会ってほしくない」という束縛気味な女性やただ映画を見るだけに呼び出されたり…。いろいろな出会いと別れの先で見つけたのが「この人とは、もう一度会いたいかも」という感覚。そこで初めて「恋活」をしていると感じたハルマキさんの物語のラストはいかに?全話無料でKindleで読むことができる。 取材協力:ハルマキ(@harumakimanga)