3年ぶり大阪・平野のだんじり集結 平野郷夏まつりで「九町合同曳行」13日は宮入
3年ぶり大阪・平野のだんじり集結 平野郷夏まつりで「九町合同曳行」13日は宮入
大阪市平野区内をだんじりが曳行することで知られる「杭全(くまた)神社 平野郷夏まつり」が14日まで行われる。12日夜には、同区の中心部に九町のだんじりが集まる「九町合同曳行」が3年ぶりに行われ、同区内を走る道路は多くの人で埋め尽くされた。 【動画】大阪・平野のだんじりが集結「九町合同曳行」の様子
このまつりは300年以上続いているとされ、商売繁盛などを祈願し、だんじりが曳行する毎年恒例の行事。同区内九町すべてのだんじりが登場し、古き良き街並みから高速道路の下や国道も走るなど、大阪市内でも最大級のだんじり祭りとされている。
毎年7月11日から14日まで行われる同まつりだが、昨年、一昨年と新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、だんじりの宮入や九町合同曳行は行われなかった。 しかし、今年は3年ぶりに開催されることとなり、12日夜には「九町合同曳行」が行われ、各町のだんじりが同区内を走る南港通に集結。太鼓や鐘の音が響く中、法被姿の若者らが元気にだんじりを曳き、踊る光景が帰ってきた。
久々に行われた九町合同曳行を見守っていた平野区の40代の会社員男性は「やっぱり夏はこれがないと寂しい。コロナ禍だけど、それぞれが感染対策に注意して参加していると聞いているので、無事にだんじりを曳いてほしい」と話していた。 13日夜は、同区の杭全神社への宮入が行われる。