「MRJ」量産1号機、5回目の納入延期三菱重工が会見(全文1)2020年半ばに
世界トップクラスの性能を備えたリージョナルジェットの開発と、最新の航空安全規制をクリアが大切
次のページのところで、やはりそういうリレーションの強化というものの中に、やはり長期的な事業所を確保するのに、やはりわれわれは2つ必要だと思っております。やはり、これだけの期間をかけて開発してきておりますので、MRJの開発を完遂するための、世界トップ、このMRJを世界トップクラスの性能を備えたリージョナルジェットの開発と、最新の航空安全規制をクリアすると。この2つについては、このMRJの開発チームはこれにもう専念すると。ただし、それとともにわれわれは同時に、やはり三菱重工業の総力を挙げて、将来の差別化技術を開発する。飛行機、ここまでだいたいリージョナルジェットでこういうところまできたというところはほとんど、後ほどご説明しますがかなりのところまで分かってきております。 これを、さらに世界で差別化できるような技術開発を今から進めようということで、差別化技術の開発チームをつくります。ちょうどこれはもう、MRJは今、進んでおりますし、現在これはもう、ほぼ準備が整ってきておりますが、ここをつくると。だいたい、人選もほぼ終わりつつあります。この2つを行うことにより、これがやはり技術的にはこういう形での差別化をつくっていくと。
営業、市場の開拓について
その次にやはり営業でございますが、従来、三菱航空機のほうで市場の開拓、その他をずっとやってきて、営業活動をやっておりましたが、今後はやはり三菱航空機は開発、それからカスタマーサポートのああいうところを徹底的にやっていくということが、一番いいだろうと。やはり、三菱重工業として、この事業は長期的視点で育てるということから、中長期の視点で市場別の展開戦略や拡販、そういうものをずっとやっていく。それからさらに米国市場のスコープクローズの動向に適応した機種の投入というようなこと。こういうところでも、ガバメントリレーションズ、それからパブリックリレーションズ、カスタマーリレーションズ、さまざまなものがやはり、総合的な展開力がありますので、三菱重工業全体でこれを、三菱重工の中で全部まとめて取り組んでいこうと。 あとは、こういう販売戦略上にもやっぱり差別化技術の開発をどうできて、それをインテグレートしてどうやってタイムリーに市場投入するか。それからライフサイクルサービスを。このライフサイクルサービスというのは航空機以外にも、三菱工業、さまざまな内部サイクルサービスを今、進めておりますのでその強化を、これを一貫の中で全部片付けて、できれば、もっとより多くのシナジーを出したいと思っております。