大阪府・吉村知事が定例会見9月8日(全文3)宣言延長は3週間程度が適切
重症病床使用率が50%に達した段階での措置は
ただ、そこはやっぱりいろんな課題もあるんだよというのを、しっかりみんなで受け止めなきゃいけない。僕は、その対策としてもやっぱり陰性検査っていうのは入れるだけじゃなくて、そのほかにもいろんな制度を考えるべきだと思いますけど、やはりあくまでもこれは期間限定なんだと。開始時期は11月とか、希望する人はみんなが受けれるようになってから開始をしましょうと。終わる時期は、治療薬ができて、もう普通のクリニックでコロナが治療を受けれるようになるときがくれば、そこではもう終了しましょうというのを、あらかじめの約束事としてスタートすれば、一定の理解は得られるんじゃないかなというふうには思っています。 朝日新聞:ありがとうございます。もう1点、話変わるんですけれども、大規模商業施設への休業要請だったり、イベントの原則自粛だったりの目安として、重症病床使用率の50%を目安にするとおっしゃっていて、ただ50%といっても全体の陽性者が増加傾向なのか、減少傾向なのかによってご判断するとおっしゃっていますが、今のこの感染状況であれば、このまま50%に達した場合、知事は50%になった段階で、どのような措置をするのか。今のお考えを教えてください。 吉村:今の現状でいくと、やはり減少の傾向、これが見られるとは思います。ただ、これはあしたから増加になるか、あしたっていうか1週間ぐらいで見ないと分からないんですけど、まだ急増に転ずるかも分かりませんし、どうなるか分かりません。 ただ、今の現状で見ると、やはり数字が示しているとおり、ずっと増加し続けている状況ではなくて、減少の局面にも入っているとも言えるだろうというふうに思っています。なので、これ、減少傾向に入れば、重症者というのは少し遅れて間違いなく減少していきます。逆に増加傾向が続けば、少し遅れて間違いなく増加をしていきます。 これはもう明らかなので、これから減少傾向に入っていると判断できる限りは、何か大規模商業施設、仮に50%にタッチしたとしても、その段階で大規模商業施設、あるいは都心の大きな動き、これを全面的に止めるという判断はしないと思います。 朝日新聞:ありがとうございます。 司会:次の方。そしたら前の。