『SEMAショー2024』の主役たち ド派手なカスタムカー 41選 前編
キアPV5 WKNDRコンセプト(2024年)
キア・デザインセンター・アメリカ(KDCA)は、今年のSEMAで2つのコンセプトを発表した。週末のアウトドア旅行用にデザインされたこのバンは、今年初めのCESでデビューしたEV PBVバンをベースにしている。リフトアップされ、オフロードタイヤが装着され、フレキシブルなモジュール式インテリアを備えている。停車時にアウトドア・ギアを収納するための車外収納庫「ギアヘッド」を搭載し、車内スペースを最大限に確保できる。
フィアット500(1965年)
英国のサウスポートからやってきた「プロジェクト・ブルーノ」。ドゥカティ996のエンジン、トランスミッション、ワイヤーハーネス、ECUを組み込んだワイルドなホットロッドだ。製作者のペトロヘドニズム社とザ・ディップ・モンキー・ガレージ社は、カーボン製ボンネットおよびルーフ、EBCレーシングブレーキ、巨大なリアウイングを追加し、会場でもひときわ目立つカスタムカーに仕上げた。このワンオフマシンは6万5000ドル(約1000万円)で販売されている。
日産キックス・ビーチパトロール(2024年)
2025年モデルの新型キックスが今年初めに発売されたが、SEMAでは日産が2台のカスタムカーを披露した。AUTOCARのお気に入りは、このキックス・ビーチパトロールだ。レスキュートラックにインスパイアされたもので、地上高を50mmアップし、18インチのNISMOホイールとヨコハマのオールテレーンタイヤを装着している。カスタムのアンダーボディプロテクション、追加ライト、トラクションボードとサーフレスキューボード用のカスタム・ラックマウントが外観を完成させている。
フォード・ロードスター(1932年)
フォードのマークが描かれたバルブカバーに惑わされてはいけない。このロードスターはシボレーのLS3エンジンにBorlaインジェクションを搭載している。フロリダ州のオーナー、スコット&ステファニー・モヴィック夫妻のために、ミズーリ州のエース・ファブリケーション社が製作したもので、ロングホイールベース、オープントップ、エアコン付きのシートが装備されている。ポルシェ・エトナ・ブルーのペイントはショー・ミー・ロッド&カスタム社が施した。本稿執筆時点では、エース・ファブリケーション社のクリス・クラーク氏が、SEMAの毎年恒例の大会「バトル・オブ・ザ・ビルダーズ」のトップ12ファイナリストに選ばれている。