『SEMAショー2024』の主役たち ド派手なカスタムカー 41選 前編
トヨタ・セリカ(1972年)
この1972年型セリカは、フォーミュラDRIFTチームの代表で元輸入ドラッグレーサーのステファン・パパダキス氏によって発見されるまで、20年以上も放置されていた個体だ。骨格むき出しの状態まで解体されてリビルドされ、石油会社ENEOSのSEMAブースに到着するまでの様子がソーシャルメディアに投稿されている。18R-G型4気筒8バルブツインカムエンジンは2.2Lにボアアップされ、44ミクニPHHサイドドラフトキャブレターを装備し、モータースポーツ仕様のワイヤーハーネス付きリンクECUを搭載している。
プリムスGTXエレクトロモッド・コンセプト(1967年)
ステランティスは、全米自動車労働組合(UAW)のストライキを受けて2023年のSEMAショーから身を引いたが、今年はモパーのコンセプトカーを携えて戻ってきた。このフロストバイト・ブルーのレストモッド車両は、次世代のパワートレイン「e-Crate」を紹介するものだ。近日発売予定のダッジ・チャージャーEVの主要コンポーネントを採用し、カーボンファイバー製ボンネットの下に最高出力335psのモーターを搭載、3:1の減速ギアを介して後輪を駆動する。73KWhのバッテリーはエンジンルームとトランクに分割配置されている。
ホンダ・パイロットHRCプロトタイプ(2024年)
ホンダ・レーシング・コーポレーションUSA(HRC、旧HPD)は、オンロードおよびオフロード用のカスタムパーツを一般消費者向けに販売する新しいビジネスを立ち上げている。SEMAでは、SUVのオフロード性能を高めるためにHRCが設計した実験的製品を装着したパイロットのプロトタイプを展示。このほか、ホンダブースには9台のレーシングカーとスペシャルプロジェクト車両が並んでいた。
シボレー・ベルエア(1957年)
このチェリーレッドのベルエアには、GMの元エンジニアで、アリントン・パフォーマンス社のCEOであるマイク・コープランド氏が製作した水素パワートレイン「エーデルブロック・スーパーチャージドGen3ヘミ」エンジンが搭載されている。持続可能な燃料と伝統的なエンジンのフィーリング&サウンドを、ホットロッドでも両立できることを証明するために設計されたマシンだ。コープランド氏とドラッグレーサーのクレイ・ミリカン氏とジェフ・ルッツ氏によって組み立てられた。