《遅延や欠航のリスク》飛行機が着陸直前「荒天のため引き返す」ことに…その後はどうなる?旅行ジャーナリストが実体験を踏まえて紹介!
晴れていても欠航!? 同じエアラインで予約するのが◎
注意したいのが、搭乗日は晴れていても、前日の欠航などで機材がなく欠航となるケースがあることです。各エアラインでは、メール等で運航状況をお知らせするサービスもあるので登録しておくこと、荒天後のフライトは念のため運航状況を確認して空港へ向かうなどをおすすめします。 また、先にお伝えの通り、往復や乗継で予約をしていた場合、往路便が欠航や運航に影響が見込まれる便となった場合、復路便や乗継便も、手数料なしで変更やキャンセルができます。 ただしこれは同じエアラインで予約をしている場合に限ります。往復や乗継で違うエアラインで予約をしていると、当然のことながら復路については通常の扱いとなり、キャンセル料が徴収されたり、そもそも変更ができなかったりという事態となります。遅延で乗り継ぎがぎりぎりの場合も、同じエアラインなら出発を待つなどの配慮がありますが、違うエアラインだと特別対応はありません。リスクをヘッジするのなら、同じエアラインで手配をするのがおススメです。 いかがでしたか? 遭遇しないのが一番ですが、万一のときに焦らないためにも、基本的な対応は確認をしておくといいですね。 ◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん 旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年より7年間、NHKラジオ『Nらじ』月一レギュラーを務めた。トラベルナレッジ代表。旅ブログも行っている。