出っぱなしお腹をバレエ王子の脚上げ「床バレエ」でぺたんこに!【40代・50代の骨盤を整える「床バレエ」⑪】
昔はぽっこりお腹が出ても、食事を少し減らしたり、ちょっとお腹に力を入れたりすればへこんだはず。ところが最近は何をしても出っぱったまま引っ込まないお腹をうらめしく思っていないだろうか? そんな力の抜けたお腹にバレエ王子・竹田純さんが活を入れる「床バレエ」をご紹介! 毎日の習慣にして、お腹ぺたんこを目指そう。
どうしてお腹がへこまなくなるの?
「一番の原因はお腹まわりを含めた体幹の筋力が落ちてしまっているから。筋力がないと脂肪や内臓を支えられなくなり、お腹がぽっこり出てへこまなくなります。また、呼吸が浅くなり、肋骨を大きく広げたり閉じたりしながら呼吸ができなくなることも、お腹の力が抜けてお腹がぽっこりする原因のひとつです。大きな呼吸を意識しながらお腹まわりの筋力をつければ、出っぱなしのお腹がへこんできますよ」(竹田 純さん)
お腹をへこませるなら、上体を起こす腹筋より床バレエの脚上げがおすすめ
「お腹が気になるとあお向けになって上体を起こす一般的な“腹筋”運動をする人が多いかもしれません。でもあの動きはお腹に筋力がない方だと、首や腰の力で無理に上体を持ち上げてしまって、お腹の筋肉を使うどころか腰や首を痛めてしまうことがあります。今回紹介する床バレエの『片脚追いかけっこ』では上体はひじで支えて、付け根から外旋させた脚を片脚ずつ上げて下ろすことで、お腹まわりの筋肉をダイレクトに鍛えることができます」
お腹をぐいぐい引き締める【片脚追いかけっこ】
片脚ずつ脚を上げてお腹の筋肉を奥まで刺激する。初めから無理に脚を高く上げなくても、できる高さから始めよう。
1.あお向けになり両ひじをつく あお向けになり、肩の下にひじがくるように腕を床に置いて起こした上体を支える。両脚は太ももの付け根から外旋させるようにして真っすぐ伸ばそう。
2.右脚を少し床から浮かす 右脚をつま先まで真っすぐ伸ばしたまま、お腹の力で床から浮かせる。
3.上げた右脚の位置まで左脚を上げる 上げた右脚にそろえるように左脚を上げる。両脚が床から離れるときがいちばんキツイので、お腹にギュッと力を入れて両脚を上げよう。このとき、腰が反ったり、肩が上がらないように注意。