大阪市・松井市長が定例会見7月1日(全文2)具体的な量と日程を示してと何度も言っている
市として国に要望することは
朝日放送テレビ:これだけ接種を広く進めようというところで医療機関に協力を呼び掛けてきたと思うんですけども、今回突然、供給量を減らされることになって、府の医師の方からは驚きと、ちょっとどないなっとんねんというような話も聞くんですけども、大阪市としては国から供給量を、決められた量しか来ないから仕方ないところもあると思うんですけども、一方で現場はかなり、せっかく予約入れた人もキャンセルしないといけないとか、そういったところの対応に追われていまして、その辺り、市として国に対して何か要望されるようなことはないでしょうか。 松井:いや、それはもう何度も言ってますよ。具体的な量と日程を示してほしいと。何度も言ってますけども、やはり国のほうも、国産でワクチンがあるわけじゃないんで、メーカーと、世界と競争しながらワクチンの確保をされているわけなので、なかなかやっぱりこういう誰しも経験したことのない大規模接種ですから、ちょっと不手際というよりか、予想外のこともやっぱり起こり得るということだと思います。協力いただいているドクターの皆さんには大変、われわれもどんどん増やしてほしいというお願いをしながら、今度はちょっと予約止めてくれというお願いをしなければならないので心苦しいですけれども、ワクチン総量の話なので、ぜひご理解いただきたいと思います。
接種をキャンセルされた障害者施設もあるようだが
朝日放送テレビ:もう1点だけ。ちょっと個別の事案で恐縮なんですけども、2回目の接種優先というのはよく分かったんですけれども、去年クラスターが起きた障害者施設のほうに取材をしていますと、4月末に1回目の接種を予定していて、利用者40人の方が受ける予定だったんですけども、結局今回のワクチン供給量が見通せないということで、予定していたお医者さんが、全員1回目の接種できないと、キャンセルということを、きのう、おととい言われたところでして。クラスターが起きたところでもあるので感染に対してはすごく気を使っています。そしてやっぱり結構重篤な方もいらっしゃるので、なかなか集団接種会場とか、そういったところにも足を運べないような方が過ごされているような施設なので、そこを頼りにしていた、なのにキャンセルになってしまったというところで、すごく困惑されているような声も聞いているんですけども、その辺りについてどういう。 松井:優先接種の対象となっておりますのでなんとか、それは福祉局も含めて個別優先接種対象ということでなんとか対応したいと思いますが、それ1件やると全て優先、そういう方もたくさんいらっしゃるので。できるだけ優先接種の次の、高齢者の次の対象の皆さん方、この辺は今のところ具体的にどういう接種をするということはまだ計画できてませんけども、モデルナの集団接種でのワクチン量はありますから、そこでも、何度も言うように日々いくばくかのキャンセル等での余剰が出てきますので、そういうワクチンをなんとか活用できないかということで検討しています。 朝日放送テレビ:ということは障害者施設なり基礎疾患があるような方の優先的な、優先順位の高い方に対してはファイザーじゃなくてモデルナのワクチンを訪問接種とかに使用することがあり得るということですか。 松井:可能かどうか、ちょっと1回やります。今、何度も言うようにインテックスの集団接種会場は、大規模集団接種会場は、今運営しているところについてはモデルナ製のワクチンが確保されていると聞いてますので。1日に何人打つという計画を全部出してますから。その中でもやっぱりキャンセル等でワクチン量が、少し余裕が、余裕というか余るときがありますから、そういうワクチンをなんとかそういう非常にリスクの高い方々に接種できないかということを検討しています。