「本当に良い準備してきて、兄妹で優勝したかった気持ちがすごく伝わってきた」阿部詩の涙はJベテランの胸も打つ「年取りました」
「『彼女の泣いたああいう行動が』って言われるけど…」
[国際親善試合]横浜 2-0 ニューカッスル/8月3日/国立競技場 横浜F・マリノスは8月3日、プレミアリーグの強豪ニューカッスルを国立に迎え、2-0で快勝した。試合後、再三の好守を見せた飯倉大樹が取材に応じ、現在開催中のパリ五輪について語った。 【厳選ショット】マリノスがプレミア強豪を撃破!国立には多くのニューカッスルサポーターも|Jリーグインターナショナルシリーズ2024 横浜FM 2-0 ニューカッスル 同大会において、男子サッカーは同日の深夜に準々決勝でスペインと対戦し、0-3で敗れた。それでも、チーム一丸での奮闘ぶりは人々に大きな感動を与えたなか、38歳の守護神は、昨夏にベルギーのシント=トロイデンに移籍するまでマリノスで共闘した藤田譲瑠チマや、自身と同じポジションの小久保玲央ブライアンの活躍を称えた。 「(パリ五輪は)見たり見なかったり、色々。要所要所見たりしています。スペイン戦は(自分たちの試合前なので)流石に見られなかったですけど。ジョエルとか一緒にやってた選手もキーパーの小久保君もすごい活躍していたから、勝ってほしかったけどね。ちょっとまだゲームを見られてないからなんとも言えないけど、やっぱり悔しいですね」 また、「サッカー以外で注目している競技」を尋ねると、「柔道」と即答。女子52キロ級の2回戦で敗れ、号泣した阿部詩の姿が強く印象に残っているようだ。 「阿部詩ちゃん、もう俺すごく涙が出そうなぐらい、悔しい気持ちが伝わってきて。色々、『彼女の泣いたああいう行動が』って言われるけど、すごい本当に良い準備してきて、兄妹で優勝したかった気持ちがすごく伝わってきて、もう見てて涙出そうでしたね。年取りました」 会場で「ウタ」コールが自然発生した敗戦は、Jリーグのトップ選手にとっても忘れられない瞬間となった。 取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)