「さよならセブン 今までありがとう」25年間連れ添った相棒「1999年式RX-7」とのお別れセレモニー 80歳の誕生日に愛車を譲渡し免許返納の潔さ 長持ちさせる秘訣とは
■浦上警察署に免許返納、寂しくならないのか心配な今後の西本さん
九州マツダ赤迫店での譲渡式の後、西本さんは息子さんのアクセラの助手席に乗って、免許返納のため長崎県警察浦上警察署へ移動。運転免許証の自主返納を申請し、十数分後に報道陣の前に表れ、受け取った運転免許取り消し通知書を見せてくれた。 友人から運転免許の自主返納をいつするのか話題にのぼることがあり、その時にはいつかは返さなければいけない……と感じていたそうだが、78歳の時に人生のなかで区切りのいい80歳で免許を返納することを決めたそうだ。 免許返納を考えている高齢者にとっては「いつ返納するのか」踏ん切りがつかない人も多い。西本さんは「人それぞれクルマは必要性があります。家族との折り合いもあると思います。歳をとったら家族の言うことを聞いて相談したほうがいいと思います。私は78歳の時に、息子に聞いてみたら、私はまだまだ元気なので80歳からもうちょっと乗ればいいと言われましたが、決心は揺らぎませんでしたね」。 相棒がいなくなり、寂しくならないのかとても心配だが、57歳で退職して以来、ピアノ、コーラス、朗読、ガーデニングなど多趣味で「やりたいことがいっぱい」。これからは息子さんに教わりながらYoutubeに挑戦し、朗読系のチャンネルをやっていきたいそうだ。 整備後、早ければ2025年3月頃には、広報車として貸し出されるということなので、本Webでもお借りしてレポートをしたいと思う。