小池都知事が定例会見5月28日(全文1)五輪パブリックビューイングはコロナ対策で工夫
宣言中は観客上限など判断できないとの考えか
NHK:2点目なんですけれども、東京オリンピック・パラリンピックについて伺います。今回、緊急事態宣言の再延長をされますと、期限が6月20日ということになる見通しです。こちらの日にちは、東京オリンピック開幕のおよそ1カ月前ということになると思います。観客の上限や無観客にするかどうかといった方針については6月中に打ち出される予定ですが、知事としては、緊急事態宣言が出ている間は、観客の上限や無観客にするかどうかの判断をすることはできないという認識なのか、それとも宣言が出ていてもそうした判断は可能だという認識なのか、その辺について伺います。 小池:今のご質問、観客数の上限などの考え方だと思いますけれども、今、国内のスポーツイベント、やっておりますよね、これらの上限の規制の中でそれぞれお守りいただいているわけでございます。これがまず基本になりますが、タイミングとしてはやっぱりこの6月に決めることになろうかと思います。 NHK:具体的にいつごろというのは見通しとしてはあるんでしょうか。 小池:それぞれ、組織委員会や国、IOC等々の連携ということになろうかと思います。
パブリックビューイングで人流増えるのでは
NHK:幹事社から3点目、最後の質問になりますが、こちらも東京オリンピック・パラリンピックに関連する話なんですが、大会開催に当たって東京都が実施するパブリックビューイングの会場の樹木の剪定が代々木公園で始まっております。オリンピック中止を求める声などもある中で、人を集めるイベントのために緑を減らす作業に疑問も出ていまして、ネットでは反対署名なども広がっているといいます。都内各地のパブリックビューイングは人の流れを増やす要因にもなるのではないかといった指摘もありますが、こうした状況について知事の受け止め、そして今後の都の対応をお聞かせいただけますでしょうか。 小池:まず何よりも今はコロナ対策ということをもう集中して、今回、延長が決まりましたならば、さまざまな観点からの措置を行うことといたしているわけでございます。今回の作業ですけれども、公園管理者、普段から樹木の管理を担っている専門業者などと相談した上での実施と聞いております。そしてまたライブサイトの設営準備における安全の確保という点での今回の作業となっているわけでございまして、樹木、これらについて、さまざまな観点から、まずコロナ対策、そしてその上で来場者数をどうするのか、それから事前の申込制にするなどなど、いろんな工夫をしながらこのライブサイトの運営ということにつながってくるかと思います。それによって、無料で競技の中継を観覧するということなどにもつながっていくかと思いますけれども、まずは現在のコロナ対策をしっかりと進めていくということは言うまでもなく今回の延長の期間、最大、生かしながら、進めていくことになろうかと思っております。 NHK:幹事社からは以上です。各社の質問に移りたいと思います。質問を希望される方は挙手の上、知事の指名を受けてから、社名と名前を名乗った上でお願いします。ではお願いします。 【書き起こし】小池都知事が定例会見5月28日 全文2に続く