ハイブランドのバッグを持ち、高級車に乗ることが「センスが良い」わけではない。人気ジュエリーデザイナー流「自分なりのキレイ」を表現するための考え方
さまざまな美容広告やSNSの普及によって「自分の容姿に自信がない」「おしゃれな人のマネをしても、なぜかしっくりこない」といった悩みを抱える人が増えています。そのようななか、ジュエリーデザイナーのMIZUKIさんは「『自分なりのキレイ』を体現している人は『美学』と『センス』を持っている」と語っています。そこで今回は、MIZUKIさんの著書『センスのいい人だけが知っている「自分なりのキレイ」のつくりかた』から、一部を抜粋してご紹介します。 【書影】SNSで話題のジュエリーデザイナーが教える、最短で自分史上最高の自分になる方法。MIZUKI『センスのいい人だけが知っている「自分なりのキレイ」のつくりかた』 * * * * * * * ◆「美学」が人の在り方を決め「センス」でそれを表現する どのように自分なりのキレイを表現していくのか考えていきましょう。そのために大切なのは「センス」と「美学」です。 まず、「センスが良い」とはどういった状態のことでしょうか? それは単純にハイブランドのバッグを持っていることでも、高級車に乗っていることでもありません。 「センス」の良さとは、あらゆる選択肢の中から最適解を選択できるということです。 自分の顔立ちに合ったメイクやヘアスタイルはもちろん、「このトップスにはこのスカートが合う」とか、「この色にはこの色を合わせる」などもそうです。 他にも、オフィスなのか休日のバカンスなのか、シーンに合わせた装いができることも、センスが良いと言えます。 細かく見ていくと本当に多岐にわたるのですが、あらゆる事情において、パズルのピースがピタッとハマるかのように、ベストな選択をしている人のことを、側から見ると「あの人はセンスが良いなぁ」と感じます。センスの良さとはそういった優れた感性のことを表します。
◆どんな人も「美学」にのっとって行動している では、「美学」と聞くとどういった印象を受けますか? 普段あまり口にしない言葉なので、「ハードルが高そう」「意識が高い人だけが持っているもの」「キレイな人じゃないと持ってはいけないもの」などといったイメージがあるかもしれませんが、これもそんなことはありません。 実は、誰の中にも「美学」は存在しています。 なぜなら「美学」はその人の在り方を示すものだからです。 例えば、「品のある行動や選択をする」という美学を持っている人は、お食事のシーンで、顔を斜めに向けてワインを飲んだり、お肉を小さく切ってゆっくり丁寧に口に運ぶなどの上品な振る舞いをします。 逆に、ビール片手に豪快に肉を食らう男性がいたとしたら、その人は「ワイルドな行動や選択をする」という美学を持っています。 実はどんな人も、この「美学」にのっとって日々あらゆる選択をし、行動しています。
【関連記事】
- 過度な美容広告やSNSで容姿に悩む人が増える現代。「自分なりのキレイ」を体現する人たちが共通して持っているものとは
- 高校生時代の容姿へのコンプレックスから解放された理由。10年以上ジュエリーデザイナーの仕事を続けて見つけた「自分なりのキレイ」
- 【50代からの眉毛の描き方】1万人以上のアラフィフを担当したカリスマヘアメイクが伝授!大切なのは、眉頭の「高さ」を揃えること
- MEGUMI「20代で肌を酷使し、ネットには〈MEGUMI ほうれい線 老けた〉の文字、性格まで内向的に…。美容に目覚め、失った自己肯定感を取り戻すまで」
- SNSで人気のシンプルな部屋に憧れていた。40代を前に「誰かのマネ」から「自分の好きが詰まったインテリア」に変えることを決意して