【MLB】パドレス・アライズが左手親指手術 故障しながら3年連続首位打者 「今は治療に専念している」
日本時間10月17日、史上初となる「異なる3チームで3年連続首位打者」を達成したルイス・アライズ(パドレス)は自身のX(旧Twitter)を更新し、シーズン最後の4ヶ月間悩まされ続けた左手親指の手術を受けたことを発表した。アライズは自身の投稿のなかで「今日、シーズンの半分を故障したままプレーし続けた親指の手術を受けました。痛みを抱えながらプレーし続けましたが、完治のために手術が必要であることは明らかでした。手術はスムーズに終わり、復帰するために今は治療に専念しています」と記している。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 現在27歳のアライズは今年5月に1対4のトレードでマーリンズから移籍。2チーム合計で150試合に出場して打率.314、4本塁打、46打点、9盗塁、OPS.738をマークし、3年連続となる首位打者のタイトルを獲得したが、左手親指の不調が影響したのか、打率とOPSはともにメジャー6年間で2番目に低い数字だった。故障の影響でオールスター・ゲームも欠場。6月は打率.257、7月も打率.279と苦しい時期が続いた。 しかし、故障を抱えながらの打撃にようやくアジャストしたのか、8月は打率.317と復調し、9月には打率.340の好成績をマーク。141打席連続無三振という時期もあり、大谷翔平(ドジャース)の猛追をかわし、最終的には3年連続となる首位打者の座を死守して、2022年のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の三冠王を阻止したのに続き、今季は大谷の三冠王を阻止した。 アライズがFAの資格を得るのは2025年シーズン終了後であり、少なくとも来季はパドレスの一員としてプレーすることになる。契約を延長するかどうかはパドレス次第だが、アライズ自身は「もし契約してくれるなら、僕はここに残りたいと思っている」とパドレスへの愛着を語っている。「これはビジネスだ。そのことは十分に理解している。でも、長い期間ここにいられたらいいなと思っているよ」とアライズ。打率のわりには出塁率や長打率が低く、その打撃アプローチについては評価が分かれるところだが、球界最高のコンタクト能力を持った打者であるということに否定の余地はないだろう。