26年ぶり古巣帰還で「緊張」、J王座奪還へ「ほっとすることはない」 技術&名門クラブの伝統
“鹿島らしさ”と“技術”「どっちも突き詰めたい」
鬼木監督は選手時代、鹿島でブラジルの英雄ジーコというスターの姿を含め「気持ちの部分は鹿島で一番学んだ」と語る。「トッププレーヤーの負けん気、勝負へのこだわりは目の前で感じていました。そこは一番学んだと同時に、彼らは結局上手い。しっかり技術もある。鹿島らしさとのバランスもありますが、(技術も)どっちも突き詰めたい。そうしないと、日本一にはなれない」と、国内タイトルから7年間遠ざかっている鹿島の進化へ気概も示している。 しきりに監督が口にした「鹿島らしさ」と「技術」という言葉。「一番自分たちが求めなければいけない」と、目標に掲げたリーグ優勝。「プレッシャーというより、自分がタイトルを欲している人間。自分で取りたいという思いで来た」。古巣で成し遂げたい自身の強い思いを胸に、新天地で鬼木監督は挑戦を続ける。
FOOTBALL ZONE編集部・金子拳也 / Kenya Kaneko