【独自】ソフトボール五輪金 原田のどか(トヨタ)現役引退へ 岡山・総社出身、今後は指導者の道に
ソフトボール女子の元日本代表で、2021年東京五輪金メダリストの原田のどか外野手(33)=トヨタ、岡山県総社市出身=が11月に終了したJDリーグを最後に現役を引退することが2日、分かった。日本が誇る守備の名手は「自分が求めるパフォーマンスに結果が伴わなくなった」と語った。今後は指導者を目指すという。 16年に初めて代表入りした原田は、日本が優勝した17年の東アジアカップで4割超の高打率を残し、最優秀選手に選出された。東京五輪は「1番右翼」などで全6試合にフル出場し、23年杭州アジア大会では6連覇に貢献した。 岡山南高を卒業した10年に日本リーグ1部の太陽誘電(群馬)に入り、1年目から主力を担った。14年目の昨季はトヨタ(愛知)に移籍し、中心選手としてJDリーグを初制覇した。 今季は主に「5番右翼」で打率3割1分9厘をマークし、2連覇を果たす活躍だった。ただ、「年齢的にも区切りを付けるべきだと決断した。支えていただいた方々には感謝しかない」と話した。 社会人15年間の通算成績は打率2割7分9厘、43本塁打を含む263安打。20年には初の本塁打王(4本)に輝いた。