【阪神】残留の糸原健斗、現状維持7000万円の1年契約 藤川監督から「一緒に頑張ろう」
国内FA権を行使せず阪神残留を決めた糸原健斗内野手(32)が12日、甲子園で取材に応じた。 【写真】ミエセスと仲良しだった糸原 合意した契約条件は現状維持の7000万円。複数年契約も提示されたが、1年1年で勝負したい気持ちが強く、自ら単年契約を選んだことも明かした。 「やっぱりこのチームが好きだし、このチームでもう1回優勝、日本一を味わいたいと思って決めました。球団から来年も力が必要という言葉をいただいて、素直にチームのために来年からも頑張ろうという気持ちになりました」。晴れ晴れとした表情で語った。 藤川球児監督(44)にも電話で報告。「『一緒に頑張ろう』という言葉をいただいた」と明かした。 入団以来、8年間過ごした阪神愛を隠さず「好きなチームです。このチームでチームメートと監督、コーチ、裏方さんらと一緒にもう1度、最高の1年にしたい」ときっぱり。ファンに対しては「僕が打席に立ったりしたら、すごい声援をくれる。その熱いファンの方の前で来年プレーすることをモチベーションとしたい」と感謝も込めた。(金額は推定) ◆糸原健斗(いとはら・けんと)1992年(平4)11月11日生まれ、島根県出身。開星-明大-JX-ENEOSを経て16年ドラフト5位で阪神入り。18、19年には全143試合出場。23年から代打での出場が増加。今季の代打起用72度は12球団最多だった。175センチ、78キロ。右投げ左打ち。