【福島記念・傾向と対策】内枠有利がはっきり ディープ産駒&キズナ産駒は苦戦気味
【傾向と対策】福島記念(G3・10日・福島・芝2000メートル) 福島記念は福島芝2000メートルで行われる。過去10年を振り返り、好走・凡走の傾向を探った。 ▼1枠に注目 枠順別の成績は 1枠【4・0・4・12】 2枠【3・0・1・16】 3枠【1・1・1・17】 4枠【1・3・1・15】 5枠【1・3・1・14】 6枠【0・1・1・18】 7枠【0・2・1・17】 8枠【0・0・0・20】 内枠が有利な傾向で、特に1枠は勝率(20%)、複勝率(40%)でトップの好枠。1枠からは2014年には6番人気ミトラが1着、22年には10番人気ユニコーンライオンが1着になるなど人気薄の激走も目立っている。今年1枠をゲットしたフェアエールング、エンパイアウエストは軽視禁物だ。 ▼8枠は… 内枠が有利な一方、6~8枠には勝利がなく、特に8枠は3着以内すらない。14年には3番人気ウインマーレライが12着、17年には1番人気サンマルティンが14着に敗れるなど人気馬でも苦戦している。今年8枠に入ったシーズンリッチ、シリウスコルトは割り引きたい。 ▼ディープ産駒に壁 ディープインパクト産駒は【0・1・1・19】で連対率はわずか4・8%。16年ゼーヴィントが1番人気で2着に入ったが、ほとんどが大苦戦。また、ディープインパクトの後継種牡馬のキズナ産駒も【0・0・0・2】。今年はディープ産駒のサトノエルドール、キズナ産駒のアスクワイルドモアが出走するが、いずれも血統的に厳しい戦いになりそうだ。
中日スポーツ