日東ベスト 業務用冷凍総菜「旨デリ」で単価アップ貢献 具材たっぷりハムカツ2種
業務用冷凍食品が主力の日東ベストは、総菜向けの「Best」ブランドで高品位を追求した「旨デリ」のラインアップを拡充している。 具材を1.5倍に増量した「マヨたまハムカツ」、肉の旨みをダイレクトに感じられる「棒ヒレカツ(M)」などを今秋冬に向け発売。同社は「価値を上げて単価アップに貢献できる商品群に位置付けている。ユーザーから非常に好評」と手応えは大きい。 「旨デリマヨたまハムカツ」は、厚くしたハムとたっぷりの「マヨたま」など具材を増量。食卓で主役級の食べ応えに仕上げた。スーパー店頭の売価は従来品比100円アップの5切れで398円を想定する。 あわせて「旨デリ北海道産かぼちゃクリームハムカツ」を8~12月に限定発売。ハムカツの上に北海道産かぼちゃ使用の優しい甘さのかぼちゃクリームをたっぷりのせた。ハロウィン、冬至、北海道フェアなど催事での需要も見込む。 「旨デリ棒ヒレカツ(M)」は従来品をブラッシュアップし、肉の旨みがよりダイレクトに感じられるようにした。パックしてもサク感がある衣を使用。1本約230g(約135g)のボリュームでたっぷり味わえる。既存の「ベストデリ 棒ヒレカツ」はS・L・XLの3規格で展開。 「旨デリ大きな三元豚ヒレカツ」は、ロースカツのような大型ヒレカツで食べ応え抜群。あえて不揃いな形に仕立てた。
一方、このほど業界専門紙向けに試食会を開き、渡邉昭秀取締役常務執行役員が近況を説明。「第1四半期(4~6月)業績は大幅減益と厳しい結果になった。円安による畜肉価格の高騰は事前に想定していたものの、諸々の販管費も一段と上昇傾向にある」とし、「外部環境は楽観できないが、新商品も積極的に売り込みながら業績の回復を図りたい」などと述べた。 一押し商品には市販用「エーデルシェフ(EC)」ブランドで新規投入する「ゴツゴツ食感鉄板焼ハンバーグ」「鉄板焼チーズインハンバーグ」を挙げた。短時間のレンジ調理で業務用仕様の本格スペックが楽しめる。