三菱“新型トライトン”は「本気で購入検討した憧れのピックアップです」黒木美珠の心を奪ったワケ
サイドステップはダークチタンの色付けが施され、重厚感のあるデザインとなっています。最低地上高は220mm、運転席の高さも私(身長1750mm)の腰くらいまであるので、このステップは使い勝手も優れており、乗り降りのしやすさに貢献してくれています。
リアにはGSRのエンブレムバッジが装着されており、最上位グレードならではの特別感を味わえます。リアゲートのハンドルにもブラックメタリックが使用され、細部へのこだわりが感じられます。
さらに、GSRにはブラックのルーフレールが標準装備されており、トライトンの迫力と存在感をより引き立ててくれています。 ボディカラーをブラック以外で選べば、細部パーツのブラックとボディカラーの美しいコントラストを楽しめる仕上がりになるのではないでしょうか。
続いてインテリアデザインをご紹介します。 インテリアで印象的なのがインパネ周りの水平基調なデザインです。 見ているだけで気持ちの良い整然としたレイアウトですが、なぜ水平基調のデザインにしたのでしょうか。
そのヒントは、海外でのトライトンの使われ方にあります。 海外のトライトンオーナーは、日々の通勤でオフロードのような未舗装の激しい傾斜の道を走ったり、砂漠を走ったり、ぬかるみのあるジャングルのような山道を移動したりと、日本とは全く違う道路環境でタフに使用しています。 こうした道(日本人の感覚では道かどうかも分からない道)を走る際、インテリアが水平基調のデザインになっていると、車体の傾き具合など、ドライバーが水平感覚を掴みやすいのです。
また、オフロードでの使用を考慮し、スイッチ類はひとつひとつが非常に大きなサイズになっています。 その理由として、タフなオフロードを走るユーザーは、走行用のグローブや軍手のようなものを着用した状態でトライトンを運転することが多いからです。グローブをつけた状態でスイッチ類を操作すると、素手で押すよりもボタンが押しにくくなります。 そのため、トライトンのエアコン操作スイッチなどは、グローブをつけた状態でも押しやすいサイズに設計されています。昨今、トレンドのタッチパネルなどではなく、実用性を考えたボタン設計なのですね。