三菱“新型トライトン”は「本気で購入検討した憧れのピックアップです」黒木美珠の心を奪ったワケ
ステアリングは本革巻きで、オレンジステッチが施されています。 今回撮影したヤマブキオレンジメタリックのボディカラーと見事にマッチしています。
次にシートです。オレンジ色のステッチがアクセントカラーとして印象的です。
座面は比較的ゆったりとしており、腰周りのサイドサポートは適度に立ち上がり、運転姿勢をしっかりと支えてくれます。後部座席のシートもフロントシートと同じ素材が使われており、天井も近すぎず、膝周りにもゆとりがあります。 一般的なSUVと変わらない快適な後部座席の乗り心地を体験できます。
後部座席にはタイプCとタイプAの充電口がひとつずつ設置されており、充電環境も整っています。 さらに、ルーフにはリアサーキュレーターが設置されており、後部座席にも空気の流れが生まれ、新鮮で快適な状態で乗ることができます。
トライトンを選ぶうえで、私がおすすめしたいオプションがあります。 標準グレードのGLSを選択し、純正オプションのキャノピーを装着することです。これを装着することで荷台が完全に室内となり、雨に濡れる心配もなくなります。また、バラバラと小さいものを入れても風で飛んでいく心配がないため、気軽に荷台に荷物を積みやすくなります。 さらに、キャノピーを装着すると、見た目のドレスアップ効果も抜群で、装甲車と言いますか、バンともまた違った格好いい雰囲気を楽しむことができます。 ただし、キャノピーは最上位グレードGSRでは選択できないオプションです。ご注意ください。
走行して気づいたのは洗車問題
実際に公道で試乗してみて1つ気づきを得たことがあります。それは洗車問題です。 今回撮影したトライトンを返却する前に洗車をするため、近隣のガソリンスタンドを巡りましたが、車両のサイズが大きくて洗車機に入らないと言われました。 そのため近くの洗車場に行き、自ら手洗い洗車をしてきれいな状態で返却をしました。
「手のかかる子ほど可愛く思える」と言うのは、人や動物だけでなく、車にも当てはまると思います。このことを頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。 やはり最初に申し上げた通り、すべてを受け止めて受け入れる覚悟で、ロマンか実用性を買うつもりで購入するのが良いかもしれません。 手のかかる面も鑑みても、トライトンが与えてくれる最高のエクスペリエンスはほかには変え難いものだと強く思います。