日大が記者会見 前理事長逮捕受け(全文5)12月末に中間報告書その2を提出予定
事件を受けて教員有志や学生が署名活動。受け止めを
東京新聞:東京新聞の三宅と申します。加藤学長にお聞きします。事件を受けて教員有志の方ですとか学生さんが署名活動で日大の再生を願って活動していること、どのように受け止めておられるか教えてください。 加藤:今日、1万6000名超えましたよね。署名活動で、大変私の力となって支えていただいているというふうに思っています。 司会:それでは次の方からご質問頂戴したいと思いますが、2列目の3番目の方、お願いします。 東京新聞:東京新聞の奥村と申します。先ほど理事会が理事長に反対できなかった理由を問われたときに、怖かったと感じた理事がいたかもしれませんというような話がありましたが、実際に恫喝されるような場面があったのか、見聞きされたり調査で出てきているのか、その点について具体的に教えてください。 加藤:そうお答えしたつもりはあまりないんですが、私自身は受けたことないけど、ほかの人はそういうことはあったのかどうかは分からないというふうにお話をいたしました。もちろん恫喝されているような場面、私自身は見たことはありません。 司会:それでは次の方からご質問いただきたいと思います。それでは真ん中の列の後ろで手をあげている方、お願いいたします。
文科省が求めている第三者調査という認識でよいか
読売新聞:読売新聞の【古郡 02:03:16】と申します。よろしくお願いします。調査チームの構成についてお伺いします。アメフト問題時の第三者委員会は全て外部の弁護士の方7人だったとお聞きしておりますが、今回は学内の弁護士さんも入っていらっしゃる、どういった内訳になっているんでしょうか。仮にというか、そしてこのチームはいわゆる文科省が求めている第三者調査という認識でよいでしょうか。 渡邊:よろしいですか。お答えします。調査チームのメンバーということですけれども、法人監事が4名、それから今ここにおられる弁護士の熊谷先生、そしてそのほか、顧問弁護士契約をしているところの弁護士3名、そして本学と利害関係のない第三者性を有する外部の弁護士の方が2名という形で調査チームということでございます。 読売新聞:今回、学内の弁護士の方が多く入っているようにお見受けしますが、そういう構成にした狙い等はあるんですか。 熊谷:調査チームの熊谷ですが、まず第一に本件は背任事件でして、任務違背がどういうふうに行われたのか、これは特に第1事件のような大規模な設計事務所との契約、病院の建て替えなどについて、学内でどういう手続きに違反したのか、それはなぜ起きたのかというような、学内事情をある程度把握していないとよく事実の究明がしにくいという事情がありました。 ということで、井ノ口氏とその部下たちとの人間関係であるとか、先輩・後輩関係であるとか、あるいは諸規定ですね、どういうルートでどういうふうに決まっていくのか、そういうことについてある程度熟知している弁護士がまず調査に当たったほうが、より真実の解明に近いだろうということが第一。 のみならず、文科省のほうからは法人から独立した立場の複数の第三者の協力を得て真相解明をするべしということでありまして、それを第三者調査というふうに言われておりますので、要はお手盛りにならないような公正な透明性のある調査をせよというご趣旨だろうと思いますが、そのために大学と関係のない、その分野では著名な先生にお願いをして、入っていただいて、この第三者調査の要件を満たしているというふうに考えております。 読売新聞:全部で何人ですか。トータル何人で【構成****02:06:20】。 熊谷:外部の弁護士が2名。内部の契約関係がある弁護士が4名ということです。 【書き起こし】日大が記者会見 前理事長逮捕受け 全文6に続く