日大が記者会見 前理事長逮捕受け(全文5)12月末に中間報告書その2を提出予定
このような体制は二度とあってはならない
その2つについて、大きなところはそれですが、それを問題視して、今回、このような体制は二度とあってはならないということで、決別、永久に決別、永遠に決別ということで、まず最初に宣言をさせていただいた次第でございます。 それから背任事件の脱税案件がなければ解任できなかったかどうか。逮捕がなければ。それはやはりあの逮捕がなければおそらく今回の事態には、もしかしたら至らなかったかもしれません。やはり所得税法違反で逮捕されたという事実は大変大きな今回の決定の要素となったことは間違いありません。その形で1つ、対応させていただいたというふうに思っております。 司会:それでは次の方からご質問いただきたいと思います。そうしましたら真ん中の列の前から2番目の右側の方。お願いします。
取引業者との癒着にまったく気づかなかったのか
朝日新聞:朝日新聞の桑原といいます。加藤学長に伺いますけれども、今回の事件についてなんですが、取引業者と理事、理事長の癒着が原因にあったと思うんですが、ここに関しては理事の方々というのは、学長も含め、まったく気付くことができなかったんでしょうか。 あともう1点は、理事の選任に前理事長の意向が、権限が働いていたということだったんですけれども、ここに対して問題視するということはなかったんでしょうか。 加藤:取引業者と理事長の癒着ですか。これは。 熊谷:リベートのことじゃないですか。 加藤:リベートのことですか。これは解明されてる? 熊谷:されてません。 加藤:取引業者と理事長との癒着については、まだ実はおそらく、記事等では私、拝読しますけど、まだ解明されてない? 熊谷:よろしいですか。 加藤:どうぞ。 熊谷:今の癒着というのは、業者からのリベートが理事長か理事長の夫人に渡ったということをおっしゃっているんだろうと推測しますけれども、それに関しては先ほど申し上げましたように、私ども、調査はしておりますけれども、現在の捜査段階の時点で、この認識を申し上げるのは差し控えたいというふうに、その点については思います。 ただ、先ほど理事長、学長がおっしゃったように、現役の理事長が逮捕されているということについては、非常に遺憾な事態であるので、それについて対応をしたということでありまして、事実関係について、そう認定したからそのようなことをしたというわけではないということでございます。 加藤:もう1つ、理事の選任に関する件でございます。確かに理事長の及ぶ権限が大きかったということは認識できますけれども、いずれも実は規定に基づいて行われたことで、規定上は問題がなかったということでございます。そこに対してなぜ意見を言えなかったのかということになりますと、私ども、反省をしなきゃいけないところもございますけども、規定に基づいて行われたことであるので、こちらは反論しようもなかったということも1つございます。規定の改定等について、今後やはりしっかりと進めていかなきゃいけないというふうに考えているところでございます。 司会:それでは次の方からご質問いただきたいと思います。ではこちらの方、お願いします。