33歳石川遼、なぜ米ツアー再挑戦を決めたのか?「(松山)英樹が活躍している今なら…もう一度やらせてあげたい」関係者が漏らした本音
「ZOZOで苦しんだ甲斐があった」
2週間後。石川は『三井住友VISA太平洋マスターズ』で国内ツアー20勝目を挙げた。 勝負どころのホールでは、高さ3ミリと極端に低いティーアップでドライバーを打った。絶対に左に曲げないための方策。だが、以前より手元が低くなる新しいスイングでは、本来は難しいはずのショットだった。 同行したスタッフは、感慨深げにうなずく。 「それだけ新しいスイングと真摯に向き合って、精度も慣れも伴ってきたんだと思います。ZOZOであれだけ苦しんだ甲斐がありました」 本人が言うところの「技術的な負債」が解消された証だった。 優勝が決まると、石川を慕う選手たちからペットボトルの水をかけられた。手荒い祝福。笑顔をはじけさせたが、そのまなざしはやはり、太平洋の向こうに向けられていた。 その2日後。次戦『ダンロップフェニックストーナメント』が行われる宮崎のフェニックスCC。石川は報道陣を前に、12月に行われるPGAツアーの予選会に出ることを表明した。 石川遼は進む。 暗がりをかがり火で照らしながら。再び世界に挑戦する。
(「ゴルフPRESS」塩畑大輔 = 文)
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