キーボードとRaspberry Pi 5が一体となった「Raspberry Pi 500」
英Raspberry Pi Ltdは9日(現地時間)、Raspberry Pi 5とキーボードを一体化した「Raspberry Pi 500」を発表した。価格は90ドルで、32GBのRaspberry PiブランドのmicroSDカードが付属。Raspberry Piマウス、27WのUSB Type-C電源、2mのMicro HDMI→HDMIケーブル、初心者ガイド第5版が付属したデスクトップキットは120ドル。 【この記事に関する別の画像を見る】 1980~1990年代に登場した「BBC Micro」や「Sinclair Spectrum」、「Commodore Amiga」といった8bit~16bitのキーボード一体型パソコンを彷彿とさせるフォームファクタを採用。別途同時に発表された15.6型フルHDモニターの「Raspberry Pi Monitor」と組み合わせれば、“完璧なデスクトップセットアップが完成する”という。 性能面ではRaspberry Pi 5の機能や性能を踏襲しており、Cortex-A76アーキテクチャで2.4GHz駆動のクアッドコアCPU、OpenGL ES 3.1およびVulkan 1.3に対応したVideoCore VII GPU、8GBのLPDDR5X-4267メモリなどを搭載。 インターフェイスは、USB 3.2 Gen 1が2基、USB 2.0が1基、Gigabit Ethernetが1基、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、4K/60Hz出力に対応したHDMI出力が2基、40ピンGPIOが1基などとなっている。 キーボードは78/79/83キー(地域によって異なる)。少なくとも2034年まで製造を続ける予定。なお、日本代理店のKSYによると、現時点で技適は取得していないという。
PC Watch,劉 尭