F1王者フェルスタッペン出没注意! リアルでもゲームでも最強レベル……シムレースで対戦するのはどんな感じ?
フェルスタッペンの目撃情報も多数
Redditにはフェルスタッペンの目撃談が数多く投稿されており、iRacerたちはフェルスタッペンに一瞬で抜かれたり、まれに幸運なスリップストリームで一時的に追い抜いたりといったエピソードを頻繁にシェアしている。 アメリカ・ミズーリ州セントルイスに住む31歳のコリー・ワイズは、Team RedlineがTwitchの配信で宣伝していたロビーに参加し、iRacingでフェルスタッペンと2度対戦した。 「実際にレースをするという考えが、僕の頭から離れていったんだ」とワイズは言う。 「実際のレースよりも、あのロビーにいるということの方に気持ちが向いていた」 スパ・フランコルシャンでポルシェGT3を走らせたフェルスタッペンは、リバースグリッドで最後尾から1位にまで順位を上げた。 「僕はマックス・フェルスタッペンに抜かれたんだって自信を持って言えるよ!」とワイズは笑った。 シムレース界に詳しいプロのシムレーサーにとって、フェルスタッペンのバーチャル世界での活躍は、レッドブルでの活躍と同じくらい印象的なモノだ。 「(シムレースのための)準備の量は半端じゃない」 そう語るのはレーシングドライバー兼シムレーサーのジェイデン・コンライト。フェルスタッペンともバーチャルで何度も対戦してきた経験がある。 「バーチャル・ニュルブルクリンク24時間レースでトップチームは、基本的に予選ラップを毎周、9時間にわたって走り続けた」 「どこかで2秒でもロスしたら、もう取り返しがつかない。それくらい、トップレベルのチームは完璧なんだ」 フェルスタッペンで特筆すべきは、後ろからライバルに接近されても決してプレッシャーに押しつぶされることのない冷静さだとコンライトは言う。また、実際のレースでも見せているように、フェルスタッペンは細部への異常なまでのこだわりがあり、ピットリミッターを切って制限速度を2~3km/hオーバーするなど(通常はペナルティを科されることはない)、勝利への追求心はとどまるところを知らない。